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春の祭典

アレホ・カルペンティエール 著
柳原孝敦 訳

文学の冒険

定価 3,520円（本体価格3,200円）

ISBN 978-4-336-04025-1

革命にトラウマを抱くロシア女性ベラとキューバのブルジョワ家庭に育ったエンリケ。内戦下スペインで交錯した二つの生は、戦争の世紀に染められてゆく。ラテンアメリカ文学の『戦争と平和』ともいうべき大作。

警察官よ汝を守れ

ヘンリー・ウエイド 著
鈴木絵美 訳

世界探偵小説全集 34

定価 2,640円（本体価格2,400円）

ISBN 978-4-336-04164-7

州警察本部長スコールは復讐を誓う元服役囚に脅かされていた。そしてある日、署内に一発の銃声が響きわたった。警察内で起きた前代未聞の難事件に挑む、スコットランド・ヤードの名探偵プール警部の活躍。

ボルヘスの「神曲」講義

ホルヘ・ルイス・ボルヘス 著
竹村文彦 訳

ボルヘス・コレクション

定価 2,640円（本体価格2,400円）

ISBN 978-4-336-04295-8

「あらゆる文学の頂点に立つ作品」とボルヘスがたたえる、ダンテの『神曲』をめぐる9つの随想。「第四歌の高貴な城」「スィーモルグと鷲」ほか。ブレイクのカラー挿画入り。

ロープとリングの事件

レオ・ブルース 著
小林晋 訳

世界探偵小説全集 8

定価 2,530円（本体価格2,300円）

ISBN 978-4-336-03678-0

校内のボクシング試合の翌朝、勝者の青年は首吊り死体で発見された。検死審問の評決は「自殺」だった。しかし、その結果に疑問をいだいたビーフ巡査部長は事件の調査に乗り出した。そして第二の事件が……。

眠りをむさぼりすぎた男

クレイグ・ライス 著
森英俊 訳

世界探偵小説全集 10

定価 2,530円（本体価格2,300円）

ISBN 978-4-336-03680-3

パーティの翌朝、邸の主人の弟は喉にナイフを突きたてられていた。招待客は皆彼に恐喝まがいの扱いを受けていたらしい。強烈なサスペンスと驚愕のトリック。ライスがヴェニング名義で発表した傑作本格推理。

ザ・ライフルズ

W．T．ヴォルマン 著
栩木玲子 訳

文学の冒険

定価 3,850円（本体価格3,500円）

ISBN 978-4-336-03961-3

カナダ北部の辺境地帯を舞台に織りなされる、キャプテン・サブゼロとイヌイットの娘リーパの暗いラブ・ロマンス。神話と記憶と歴史の狭間を幻視する圧倒的な想像力の奔出。「夢の物語」七部作の第六部。

怪盗ゴダールの冒険

フレデリック・I・アンダースン 著
駒瀬裕子 訳

ミステリーの本棚

定価 2,200円（本体価格2,000円）

ISBN 978-4-336-04245-3

〈百発百中のゴダール〉は素晴らしい泥棒だ。あらゆる不可能を可能にする。水も漏らさぬ包囲網も難攻不落の金庫も、彼の行く手を阻めない。怪盗紳士ゴダールのハウダニットの魅力に満ちた冒険譚6編。

ブストス＝ドメックのクロニクル

ホルヘ・ルイス・ボルヘス／アドルフォ・ビオイ＝カサーレス 著
斎藤博士 訳

定価 2,420円（本体価格2,200円）

ISBN 978-4-336-04286-6

偉大なる剽窃作家パラディオン、宇宙的レアリスム作家ボナベーナ、無限数の秘密結社存在論者バラルト、究極の簡略詩人エレーラ……。極めて過激で奇矯なる架空の芸術家をめぐるマジメで奇想天外な短篇小説集。

無限の言語　初期評論集

ホルヘ・ルイス・ボルヘス 著
旦敬介 訳

ボルヘス・コレクション

定価 2,750円（本体価格2,500円）

ISBN 978-4-336-04292-7

最初期の三作よりセレクトされた評論集。「ジョイスの『ユリシーズ』」「天使の歴史」「文学の悦楽」ほか、19編。ボルヘスが封印していた《最初期のボルヘス》のテクストがついに正体を現す。

真実の問題

C．W．グラフトン 著
高田朔 訳

世界探偵小説全集 33

定価 2,750円（本体価格2,500円）

ISBN 978-4-336-04163-0

姉の容疑をはらすため殺人を自白した青年弁護士ジェスは、法廷では一転して容疑を否認、持てる技術を駆使して自らを弁護しようと立ちあがる。スリリングな法廷論争の果てに辿りついた評決とは!?