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求む、有能でないひと

G・K・チェスタトン 著
阿部薫 編訳

定価 1,980円（本体価格1,800円）

ISBN 978-4-336-04619-2

逆説のモラリストが新聞、雑誌等に発表した痛烈時事エッセイをピックアップ。科学技術と宗教が支配する近代社会の迷妄を喝破する、現代日本にも通ずる警句に満ちた箴言集。

アメリカン シェイクスピア

初期アメリカ演劇の文化史

常山菜穂子 著

定価 3,520円（本体価格3,200円）

ISBN 978-4-336-04606-2

シェイクスピアはいかにして新大陸＝アメリカの演劇伝統に移入されていったのか。政治的・社会的・文化的側面から精緻に読み解く画期的論考。

Ｖ． Ⅰ

トマス・ピンチョン 著
三宅卓雄 他訳

定価 3,630円（本体価格3,300円）

ISBN 978-4-336-02446-6

Vとは誰か？　Vとは何か？　錯綜した展開の内にうかびあがるひとりの女の奇怪な一生。最も今日的な問題意識に富んだ現代アメリカ最高の作家ピンチョンのフォークナー賞受賞作。

狂人の太鼓

リンド・ウォード 著

定価 2,200円（本体価格2,000円）

ISBN 978-4-336-04455-6

奴隷商人がアフリカから持ち帰った太鼓は、一家に何をもたらしたのか。書物に埋もれた生活を送る男を次々に見舞う恐るべき死と災厄。グロテスクな想像力にあふれた120枚の木版画で綴る〈文字のない小説〉。

ルソーを読む英国作家たち

『新エロイーズ』をめぐる思想の戦い

鈴木美津子 著

定価 4,400円（本体価格4,000円）

ISBN 978-4-336-04431-0

英国ロマン主義作家達は『新エロイーズ』を模倣・盗用しつつ、ルソーを攻撃・称賛した。オースティンやエッジワスらの作品を詳細に分析、時代の政治・社会・女性の有り様を明らかにする。

オレンジだけが果物じゃない

ジャネット・ウィンターソン 著
岸本佐知子 訳

文学の冒険

定価 2,640円（本体価格2,400円）

ISBN 978-4-336-03962-0

狂信的なキリスト教信者の母親と、母親から訣別し、本当の自分を探そうとする娘。イギリス北部の貧しい町を舞台に、娘の一人称で語られる黒い哄笑に満ちた物語。寓話や伝説のパロディもちりばめた自伝的小説。

エスパニヤ尼侠伝ほか

トマス・ド・クインシー 著
南條竹則 他訳

トマス・ド・クインシー著作集 3

定価 9,460円（本体価格8,600円）

ISBN 978-4-336-03703-9

ゴシック・ロマンスからユーモア小説まで、多彩な物語小説6篇。『悪魔の骰子』『クロースターハイム』『ハイチの王様』『復讐者』『エスパニヤ尼侠伝』『タタール人の反乱』。付＝ド・クインシー小伝。

スランゴスレン村の貴婦人

隠棲する女同士の「風景」

蛭川久康 著

定価 3,080円（本体価格2,800円）

ISBN 978-4-336-04319-1

18世紀後半、アイルランド貴族出身の二人の女性が「ロマンティックな友情」に支えられ、郷里を捨て北ウェールズの小村スランゴスレンに隠棲した。その日誌や書簡をもとに、彼女らの精神をひもとく。

ウルフ・ソレント Ⅰ

ジョン・クーパー・ポウイス 著
鈴木聡 訳

定価 3,960円（本体価格3,600円）

ISBN 978-4-336-04381-8

ドストエフスキーやトルストイをも凌ぐ圧倒的な文学世界を構築したポウイスが、凶々しいまでに繁茂するドーセットの自然を背景に、人々が織りなす魂と実存のドラマを描いた、20世紀最高の文学作品。

ウルフ・ソレント Ⅱ

ジョン・クーパー・ポウイス 著
鈴木聡 訳

定価 3,960円（本体価格3,600円）

ISBN 978-4-336-04382-5

ドストエフスキーやトルストイをも凌ぐ圧倒的な文学世界を構築したポウイスが、凶々しいまでに繁茂するドーセットの自然を背景に、人々が織りなす魂と実存のドラマを描いた、20世紀最高の文学作品。