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『このミステリーがすごい! 2023年版』にもろもろ掲載
2022/12/09 パブリシティ
ベスト10にはランクインしていないものの、『このミステリーがすごい! 2023年版』(宝島社)にて、今年も以下を選定いただきました。
恒例「わが社の隠し玉」コーナーでも来年期待のラインナップをちらりと紹介しております。ぜひお買い求め下さい。
・瀧井朝世さん(書評家)
『雌犬』(ピラール・キンタナ/村岡直子 訳)
「いやはや、もう、最後は放心状態。湿度の高い空気と緊張感がみなぎる文章世界も魅力である」
・霜月蒼さん(ミステリ研究家)
『ブッチャー・ボーイ』(パトリック・マッケイブ/矢口誠 訳)
「語りが素晴らしかった。ナイーヴな心が残酷に傷つけられて残虐に破滅するさまを残酷に描く」
・尾之上浩司さん(怪獣小説翻訳家)
『九人の偽聖者の密室』(H・H・ホームズ/白須清美 訳/山口雅也 製作総指揮)
「期待の新叢書第1弾。トリッキーなセレクションが並んでいるので、来年の『このミス』に旋風を巻き起こすかも」
『雌犬』(ピラール・キンタナ/村岡直子 訳)
この世から忘れ去られた海辺の寒村。子どもをあきらめたひとりの女が、もらい受けた一匹の雌犬を娘の代わりに溺愛することから、奇妙で濃密な愛憎劇《トロピカル・ゴシック》が幕を開ける......
人間と自然の愛と暴力を無駄のない文体で容赦なく描き切り、世界15か国以上で翻訳され物議をかもしたスペイン語圏屈指の実力派作家による問題作が、ついに邦訳!!
『ブッチャー・ボーイ』(パトリック・マッケイブ/矢口誠 訳)
あらゆる不幸に見舞われた少年が、狂気と妄想と絶望の果てに見い出したものとは何か? センセーショナルな内容ゆえに物議を醸し、アイルランド版〈ライ麦畑でつかまえて〉+〈時計じかけのオレンジ〉と称され映画化もされた伝説の問題作がついに邦訳。 解説=栩木伸明
ジョン・ディクスン・カーに捧げられ、エドワード・D・ホックが主催する歴代密室ミステリ・ベストテンにも選出された、都市伝説的密室ミステリが新訳によって半世紀の時を経てここに甦る!