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「幻想と怪奇」10号にオリヴァー・オニオンズ作品掲載
2022/06/10 トピックス
「幻想と怪奇」10号・特集:イギリス怪奇紳士録 英国怪談の二十世紀(2022年6月刊・新紀元社刊行)にオリヴァー・オニオンズの中編「壁の中の蜂蜜」が掲載されています。
弊社本年刊行『手招く美女 怪奇小説集』で注目が集まっているオニオンズですが、その心理主義的怪談ともいうべき作品の特徴がよく現れている本作にも触れていただければ幸いです。
新紀元社さんのウェブサイト、「幻想と怪奇」10号のページはこちら。
『手招く美女 怪奇小説集』 (オリヴァー・オニオンズ著/南條竹則、高沢治、館野浩美訳/中島晶也解説)
邪悪なものの憑依と精神崩壊の過程を鬼気迫る筆致で描き、ブラックウッド、平井呈一らが絶賛した心理的幽霊譚の名作「手招く美女」。超時間的な幻想譚「幻の船」。エキゾティックな舞台に古代幻想が交錯する中篇「彩られた顔」――など全8篇と、作者がその怪奇小説観を披露したエッセーを収録。英国怪奇小説の黄金時代に精緻な心理主義と怪異描写、斬新なアイデアで新しい地平を拓いたオリヴァー・オニオンズの怪奇小説傑作選。