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「クロワッサン」5月25日号にて『手招く美女』が紹介されました
2022/05/20 パブリシティ
「クロワッサン」2022年5月25日号、「文字から栄養 よりすぐり読書日記」のコーナーにて『手招く美女』紹介。書き手は瀧井朝世さん。紹介文は「美しい文章で堪能する心理的な恐怖の数々」と題されています。
「恐怖はもちろん、ずっと保たれる不穏な空気感の素晴らしさにしびれる8篇だった」「どれも人間心理が巧みに描かれていて引き込まれる。翻訳も素晴らしく、ありがたい」
『手招く美女』(オリヴァー・オニオンズ/南條竹則、高沢治、館野浩美 訳)
邪悪なものの憑依と精神崩壊の過程を鬼気迫る筆致で描き、ブラックウッド、平井呈一らが絶賛した心理的幽霊譚の名作「手招く美女」。沈没寸前のガレオン船の前に霧の中から現れた謎の船の正体とは......超時間的な幻想譚「幻の船」。シチリアの富豪の娘が旅先のチュニスで英国青年と恋に落ち、同時に神秘的な人格の変容を経験する。エキゾティックな舞台に古代幻想が交錯する中篇「彩られた顔」など全8篇と、作者がその怪奇小説観を披露したエッセーを収録。英国怪奇小説の黄金時代に、精緻な心理主義と怪異描写、斬新なアイデアで新しい地平を拓いたオリヴァー・オニオンズの怪奇小説傑作選。