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『日本ポスター史大図鑑』が日本経済新聞7/25、8/1付で紹介されました。
2021/08/03 パブリシティ
日本経済新聞7/25、8/1付で『日本ポスター史大図鑑』が紹介されました。
連載「総力戦を生き抜く」の中で、1937年の日中戦争から終戦までの戦時期を、広告デザインを含め
た美術との関わりから見つめ直すというテーマで、本書収録のポスター画像ととともに取り上げられて
います。
「「行け! 銃後の戦線 重工業へ」と書かれたポスターは、人手が不足する重工業への労務動員を
呼びかけるが、日差しを浴びる若者の上向きの顔は、明日を見つめているようだ」
「39年のポスター「お国のために金を政府へうりませう」はその金の供出を呼びかけたもの。指輪など
の貴金属製品を高く掲げた主婦の女性は、「金も総動員」と書かれたたすきをしている」
「こうした戦時中のプロパガンダ・ポスターは、デザインや言葉の語り口だけをとらえれば、目を奪われ
る作品も少なくない。ただ、国家というクライアントの要求に応えた巧みな宣伝技術は、国民を幸せに
はしなかった」