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『現代語訳 最澄全集』が各紙で紹介されました。
2021/07/13 パブリシティ
・東京新聞6/19付、中日新聞6/20付
「日本天台宗を開創した最澄の、初の現代語訳全集」
「おおむね真作と裏付けられる著作を、執筆年代順に収録する」
・仏教タイムス7/8付
評者は龍谷大学名誉教授の淺田正博氏。
「伝教大師最澄の現代語訳集は出版されたことがなかった。それをこのたび大竹晋氏が3年ほどの
短期間で、しかも一個人で全訳出版された。誠に快挙という他はない」
「特筆すべきは最澄側と徳一側の意見を明確に振り分けて訳したことであろう。これにて両者の主張
がはっきりと整理できる。もう一つは両者の出典の原意を分かり易く訳したことである。これは大竹
氏自身も語っているが、氏が経典を翻訳した経験から導き出された現代語訳だからと言えよう。
大竹氏の仏典翻訳家としての面目躍如たる面を見る思いがする」
大竹晋 訳
伝教大師千二百年大遠忌を記念して、全巻同時刊行。おおむね真作と
裏づけられる最澄の著作を、各篇ごとに執筆年代順に収録する、本邦
初の現代語訳全集。
定価 8,800円(本体価格8,000円)
『顕戒論縁起』など入唐開宗の経緯を示す諸著作、『授菩薩戒儀』『顕戒論』など大乗戒の確立をめざす
諸著作、さらには『法華経』の開経たる『無量義経』の註釈『註無量義経』を、執筆年順に収録。
定価 8,360円(本体価格7,600円)
『仏性抄』に対し一乗真実を示す『照権実鏡』、インドと中国の仏性論争を語る『法華輔照』(『法華秀句』
巻中)、『中辺義鏡』に対し天台の教判と止観の優越を示す『守護国界章』巻上を、執筆年順に収録。
定価 8,360円(本体価格7,600円)
『中辺義鏡』に対し天台の『法華経』解釈の優越を示す『守護国界章』巻中、同じく一乗の真実なることと
『法華経』の実教なることとを示す『守護国界章』巻下を収録。本巻をもって『守護国界章』は完結。
定価 8,140円(本体価格7,400円)
基『成唯識論掌中枢要』への反論『通六九証破比量文』、最澄の想定問答集に対する徳一の反論にさら
に反論する『決権実論』、南都六宗の超克を宣言する『法華秀句』(巻上、巻下)を、執筆年順に収録。