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『山の人魚と虚ろの王』が各誌で紹介されました。
2021/06/02 パブリシティ
・文學界6月号(川野芽生/歌人)
「この語りは〈虚ろ〉なのである。回想とは本来そのようなものなのでは、とも思う」
「このものがたりの〈私〉は生と死、夢と現、過去と現在という二項対立をぼやかしながら
浮遊し続ける」
「読者をもてなすための仕掛けが随所にちりばめられているのも見どころ」
文藝春秋HP
・群像6月号(諏訪哲史/作家)
「「見る側の不在の主体、その無担保なる不安。だが不在の「私」によって「見られる側」の
夢の事物たちの異様にリアルな存在感。これら両者の理不尽なまでの不均衡」
「本作も既成の芸術作品のモチーフ、おびただしい断片の蒐集型録としてのシュルレアリスム
的なコラージュ手法によって成立している」
群像公式サイト