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『ラスト・ストーリーズ』が週刊新潮12/24号で紹介されました。
2021/01/14 パブリシティ
週刊新潮12/24号で『ラスト・ストーリーズ』が紹介されました。
評者は脚本家の真野勝成氏。
「最後までどれも傑作である。もう新作は読めないけれど、思い出をしがむように、繰り返し読むことはできる。
「とくに何度も再読することになりそうな一篇が「世間話」だ。太った男につきまとわれる女性の話で、偶然知り
合った男が徐々に厄介な存在になっていく。が、よくあるサスペンスではない。ストーカー行為の被害者女性の
視点で描かれながら、加害者への態度というか配慮がとても興味深い」
「大きな話ではなく、個人的でささやかだが忘れられない事、あの人の事」
本の総合情報サイト Book Bang
ウィリアム・トレヴァー/栩木伸明 訳
定価 2,640円(本体価格2,400円)
トレヴァー、最後にして最高の完成度を誇る短篇集。一人の男を愛した
幼馴染の女二人が再会する「カフェ・ダライアで」、ストーカー話が被害
者と加害者の立場から巧みに描かれる「世間話」など全10篇収録。