最新ニュース
文學界1月号で『ウィトゲンシュタインの愛人』『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』『完全な真空』他が紹介されました。
2020/12/09 パブリシティ
文學界1月号「特集 文學界書店2021」で『ウィトゲンシュタインの愛人』『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』
『完全な真空』『ゴーレム』『アドルフ・ヴェルフリ』が紹介されました。
『ウィトゲンシュタインの愛人』(若島正氏/英文学者、翻訳家)
「ひとりっきりにかかわる本を集めてみた」
「人類が死滅して、最後にただ一人だけ残った人間、というアイデアは、かつてSFの黄金時代に使い古された
テーマだった。その現代的な変奏とも呼べるのが本書」
『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』(若島正氏/英文学者、翻訳家)
「自分のために自分の中の読者に向けて書くことを一生続けていこうと覚悟を決めている乗代雄介の文章は、
敏捷でありかつ粘り強い」
『アドルフ・ヴェルフリ』(山縣良和/デザイナー)
「この衝動的で純粋な創作(詩、絵画、楽譜、数学が混ざった世界)が、発見された当時、多くのアーティストへ
衝撃を与えたのは想像に難くない」
「創造とは何かを改めて考えさせられる」
『ゴーレム100』(伴名練/小説家)
「ハイストレンジ・ブックス」
「大量の挿画と千変万化の語り口で読者を翻弄する暴力的奇書」
『完全な真空』(全卓樹/物理学者)
「書評集であるが、評される本自体がすべて著者創作の虚構だというを人食った奇書」
「知的探求の終着点で近代理性が出会う憂愁と孤独のレム・ワールド」
文學界202年1月号
デイヴィッド・マークソン/木原善彦 訳
定価 2,640円(本体価格2,400円)
地上最後の一人の女性が、海辺の家で暮らしながら、終末世界の
「非日常的な日常」をタイプライターで書き綴る......息をのむほど美
しい〈アメリカ実験小説の最高到達点〉。推薦=柴田元幸・若島正。
乗代雄介
定価 3,630円(本体価格3,300円)
現代日本文学の新星、乗代雄介が15年以上にわたって書き継いだ
ブログを著者自選・全面改稿のうえ書籍化。創作66編、長編エッセイ
「ワインディング・ノート」に書き下ろし小説『虫麻呂雑記』を併録。
アドルフ・ヴェルフリ 画/服部正 監修
定価 2,750円(本体価格2,500円)
デュビュッフェ、ブルトンらが絶賛したアール・ブリュットを代表する
伝説的芸術家ヴェルフリ。叙事詩・絵画・楽譜・表計算などあらゆるもの
が横溢するその比類なき作品世界の魅力を凝縮した本邦初の本格画集!
アルフレッド・ベスター/渡辺佐智江 訳
定価 2,750円(本体価格2,500円)
ベスター、最強にして最狂の伝説的長篇。未来都市で召喚された新種の
悪魔ゴーレム100をめぐる魂と人類の生存をかけた死闘――軽妙な語り
口とタイポグラフィ遊戯が渾然一体となったベスターズ・ベスト!
スタニスワフ・レム/沼野充義・工藤幸雄・長谷見一雄 訳
定価 2,200円(本体価格2,000円)
誇大妄想的宇宙論からヌーヴォーロマンのパロディ評まで、16冊の架空
の書物を論じたペダンティックな仕掛けに満ちた書評集。「ポスト・ボル
ヘス的書物」とカート・ヴォネガットの絶讃を浴びた異色の作品集。