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『夢のウラド』『清涼井蘇来集』が小説推理6月号で紹介されました。
2018/05/11 パブリシティ
小説推理6月号で『夢のウラド』『清涼井蘇来集』が紹介されました。
評者はアンソロジスト、文芸評論家の東雅夫氏。
「猟書黄金時代に遭遇した書物の中でも1、2をあらそう掘出物が、松村みね子の翻訳になるフィオナ・マクラウド
短篇集『かなしき女王』初刊本だった。(中略)昂奮と歓喜にふるえながら、これこそが幻想文学の神髄だと確信」
「まどろみの中で見る異教の夢さながらな造本」
「たいそう企みのある画期的な作品集」
(以上『夢のウラド』)
「蘇来の作品の特色は、講釈の流れを汲むエンターテインメント性にある。スリルとサスペンスと意外性で、読者を
引きずり廻す──まさに娯楽小説のだ醍醐味」
「怪談のみならずエンタメ文芸の源流を知る意味でも、貴重な一冊」
(以上『清涼井蘇来集』)
フィオナ・マクラウド/ウィリアム・シャープ 中野善夫 訳
定価 4,968円(本体価格4,600円)
死後に同一人物と明かされた作家、F・マクラウドとW・シャープ。
尾崎翠が思慕し三島由紀夫が讃美した、伝説の作家の作品を初めてひと
つに集成する。いま百年の時を経て甦るスコットランドの幻想小説集。
井上泰至 校訂代表/木越秀子・紅林健志・郷津正・宍戸道子 校訂
定価 6,264円(本体価格5,800円)
浮世草子以後、文学の新たな型式を切り拓いた〈幻の作家〉清涼井蘇来、
その全貌を初の集成! 『古実今物語』(正・続)、『今昔雑冥談』、
『当世操車』の、怪談・奇談の傑作四篇を収録。