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『寺山修司論』が各紙誌で紹介されました。
2017/06/23 パブリシティ
・美術手帖7月号
評者は美術批評家の中島水緒氏。
「著者のきめ細やかな調査で明らかになるのは、寺山の活動がメディアミックスの先駆とも
いえる展開を見せていることだ」
「「虚構を現実の臨界域=『世界の果て』を表現の実験場とした」と著者が指摘するように、
その「実験場」は個々の作品内で閉じられずに生全般に拡張して読み解かれるべきだろう。
寺山修司をいま、思考することの鍵も、ここに隠れているように思われる」
・週刊読書人6/23号
評者は詩人、情報科学芸術大学院大学准教授の松井茂氏。
「マス・メディアを分母とした文化現象から寺山の表現に対する思考を展開」
「放送内容に関わる、週刊誌や新聞からの、膨大な資料の参照は、従来の寺山研究には
見られなかったアプローチとも言えよう」
「寺山に関する基礎研究の集大成」
守安敏久 著
定価 5,832円(本体価格5,400円)
ラジオ、テレビ、映画、演劇――自在にメディアを横断する寺山修司作品の
うちに、誇張・過剰・不規則の「バロック常数」を見出しながら、作品創造の
秘儀を解読する画期的集大成! 著者による寺山へのインタビューも収録。
図版多数。