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『後藤明生コレクション2 前期Ⅱ』が毎日新聞3/26付で紹介されました。
2017/03/27 パブリシティ
毎日新聞3/26付で『後藤明生コレクション2 前期Ⅱ』が紹介されました。
評者は詩人の荒川洋治氏。
「小説とは何か、文学とは何かを考える上でとても重要な小説を書きあげた人である。
いちど作品にふれると、いつのまにかその世界に引きこまれる」
「ことばのイメージが暗に作用し、語法の端に現れているのかもしれない。こうした点も
含めて、すみずみまで楽しみ、味わうことができる」
「始まりも途中も終わりもはっきり見えない。小説は物語だと思いこむ人に、後藤明生の
文学は生涯、無縁だろう。でもいつもどこかに人がいるように、多くの人の思う小説を
超えていく作品もあるのだ」
毎日新聞HP
後藤明生 著
いとうせいこう/奥泉光/島田雅彦/渡部直己 編集委員
定価 3,240円(本体価格3,000円)
自身が暮らす団地についての考察「書かれない報告」、20年前に
着ていた旧陸軍の外套の行方を求めて、アミダクジ式に脱線を繰
り返す主人公の想念。最高傑作「挾み撃ち」ほか、全7作を収録。
月報=高田衛・芳川泰久・青木淳悟