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『壊血病』が文藝春秋12月号で紹介されました。
2014/11/17 パブリシティ
文藝春秋12月号で『壊血病 医学の謎に挑んだ男たち』が取り上げられました。
鼎談書評のコーナーで、歴史学者の山内昌之氏、政治学者の片山杜秀氏、ライフネット
生命保険会長兼CEOの出口治明氏の3名の対談の形で紹介されました。
「この本は大航海時代から十八世紀にかけて、イギリスが世界を制覇するに至ったさま
ざまな要因を、壊血病の解決という側面から浮かび上がらせていきます。」
「興味深いのは、効果のある治療法は割と早く見つかっていたのに、なぜかその方法が
普及しなかったことです。(中略)著者は、衛生環境が比較的良い船室の船長や士官
の場合は、壊血病を発症しない、ということに注目します。つまり、階級制度そのも
ののひずみが壊血病の解決を遅らせたというのですね。」
文藝春秋Web「鼎談書評」
スティーブン・バウン/中村哲也監修/小林政子訳
定価 2,700円(本体価格2,500円)
大航海時代に200万人の船乗りの命を奪った恐怖の壊血病。
謎の病の克服にリンド医師、キャプテン・クック、ブレー
ン卿の3人が挑む、熱い男たちの物語。