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『近代日本彫刻集成』監修者 田中修二氏が第26回倫雅美術奨励賞を受賞
2014/11/12 トピックス
『近代日本彫刻集成』監修者 田中修二氏が第26回倫雅美術奨励賞を受賞いたしました。
「倫雅美術奨励賞」は、優れた新鋭の美術評論家、美術史研究家、美術家等を顕彰する
ことにより、わが国美術の一層の発展を願って、美術評論家の故 河北倫明・雅枝夫妻に
より設けられた公益信託倫雅美術奨励基金が主催するものです。このたび、第26回受賞
者が決定し、昨年、小社より刊行した『近代日本彫刻集成』第三巻の監修を担当した 田
中修二氏(大分大学教育福祉学部 准教授)が受賞することになりました。
美術評論・美術史研究の各分野で活動する関係者による推薦の中から、基金運営委員会
で審議選考され、美術史研究部門として選出されました。
田中修二氏は1968年生まれ。京都市出身。1999年成城大学大学院文学研究科美学・
美術史専攻博士課程後期修了。博士(文学)。2001年4月大分大学教育福祉科学部講師。
05年4月同助教授。07年4月より現職。2010年7月大分大学大学院教育学研究科研究指導教
員。2012年4月大分県立芸術文化短期大学非常勤講師(継続中)。
田中修二 編
定価 57,240円(本体価格53,000円)
昭和戦前・戦中期から敗戦後の1950年前後までに活動した
作家たちの優れた作品について、カラー約100点、モノク
ロ約200点を収録。全巻を通しての詳細な作家索引、年表
人名索引の他、図版、再録文献の一覧を付す。
カラー図版300点、モノクロ図版600点の圧倒的な作品写真、詳細な作品・作家解説、歴史的
文献を再録し、近代日本彫刻が辿った歴史に沿って、内容をわかりやすく整理した初の本格
的研究書。既存の近代日本彫刻史においては取り上げられることの少なかった作品や戦争で
失われた銅像などの貴重な画像も多数掲載し、「近代日本彫刻」の全体像を提示する集成。