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大濱普美子氏 絵画展《 Trajets-FRA-PA-IS-TO 》
2014/03/11 トピックス
『たけこのぞう』の著者大濱普美子氏の絵画展が開催されます。
大濱氏は現在ドイツ在住、小説執筆だけでなく絵画やイラストなど、
幅広く活動をされています。
今回は様々な場所の屋内の情景(住居や店の中など)を中心に、
『たけこのぞう』の装丁に使用した絵も展示されます。
《 Trajets-FRA-PA-IS-TO 》
◆会期: 2014年4月1日 ~ 4月12日
◆場所:パリ・天理日仏文化協会
〈アタマン・エディルネはトルコ人で抽象画を描き、大濱普美子は日本人で具象画
を描いている。両者の社会的文化的な違いが、それぞれ色や形や画風に反映され、
二人展を興味深いものにしている。〉(案内状より)
*展示会のタイトル<FRA-PA-IS-TO>は,
フランクフルト、パリ、イスタンブール、東京から命名。
二人展で一緒に展示するアタマン・エディルネ氏の出身が
イスタンブールということから、二人の出身地、現在の
活動拠点、個展開催地の地名の頭文字を取っている。
[案内状]
〈大濱普美子氏コメント〉
今から約十五年前、フランクフルトの市民大学でデッサンのクラスに通い始めて以来、
言葉に携わるのとは何かと異なる、「絵を描く」作業に嵌まり込んでしまった。
どこか奇矯で浮世離れした「芸術家」という存在にも、様々に妄想が沸いた。
絵のためなら他の全てを犠牲にするのも厭わない、非常識で豪胆で身勝手でわがままで。
そう、ちょうど『たけこのぞう』に登場する画家の松子のような。
自分にはなかなか手の届かない理想像ではあるのだけれど、これからも精進して、
できる限り近づきたいものだと思う。
大濱普美子
大濱普美子 著
定価 2,310円(本体価格2,200円)
「フラオ・ローゼンバウムの靴」「浴室稀譚」ほか、
夢と現、幻視と写実が交錯する、無気味で不思議な
味わいの幻想譚6篇を収録。