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  4. 渋沢栄一 92年の生涯 春の巻

シブサワエイイチ キュウジュウニネンノショウガイ ハルノマキ

渋沢栄一 92年の生涯 春の巻

発売日 2020/12/25

判型 四六判   ISBN 978-4-336-07095-1

ページ数 320 頁   Cコード 0095

定価 2,200円 (本体価格2,000円)

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内容紹介

渋沢栄一の間近にいた秘書による記録であり、渋沢自身によって字句や出来ごとの経緯などが改められた「事実のみ誇張なし、ありのまま」の渋沢栄一伝。
本巻〈春の巻〉では、幕末の攘夷志士転じて幕臣となって渡仏、パリではその後の生涯を決定するほどの大きな衝撃を受ける。倒幕の知らせで急遽帰国。新政府入りし、大蔵省で実業の礎となる銀行法などの法制をまとめた渋沢は、三十三歳の若さで、今で言えば次官の位を捨てて野に下る。激動の前半生。
〈夏の巻〉は、いよいよ経済界での活躍が始まる。
〈秋の巻〉では、道徳と経済の両立を目指し教育に力を入れる姿を描く。
〈冬の巻〉では、病院、福祉施設の設立に尽力する晩年までが語られる。

著者紹介

白石喜太郎 (シライシキタロウ)

明治21年、土佐生まれ。東京高等商業学校(現一橋大学)出身。第一銀行で働く。後に渋沢栄一事務所に入所以来、渋沢の晩年まで秘書を務めた。昭和20年没。

目次

  一、前記
  二、少年時代                 
     商才の片鱗 
     理知のひらめき 
     発憤 
     師友 
  三、志士時代 
     暴挙計画 
     暴挙中止 
     京洛放浪 
     平岡円四郎の推挙 
  四、一橋藩時代 
     才人折田要蔵 
     ソシアル・タレント 
     武田耕雲斎 
     歩兵取立 
      ・兵備充実の建議 
      ・歩兵募集の苦心 
      ・阪谷朗盧 
      ・目的達成 
     経済的貢献 
     長州征伐 
  五、幕府時代 
     大沢源次郎の捕縛 
     原市之進の厚情 
  六、身辺 
     肉体的条件 
     精神的基礎 
     ベター・ハーフ 
  七、フランス時代 
     マルセイユまで 
     パリに着いて 
     各国歴訪 
      ・新旧思想の衝突 
      ・ベルギー、イタリア、イギリス
     留学準備 
      ・民部大輔の輔導者 
      ・御用意金の維持 
     帰朝の決意 
      ・留学継続の可否 
      ・各国留学生の始末 
      ・民部大輔の留学断念 
    フランスを後にして 
      ・滞留中の回顧 
      ・故山の姿 
     ・国破れて山河在り 
    帰朝の後 
     ・静岡へ 
     ・謹慎恭順の前将軍 
  八、静岡時代 
     商法会所の創設 
     留学費の整理 
     商法会所の廃止 
     常平倉 
  九、大蔵省時代 
     大隈重信の長広舌 
     西欧文化への憧憬 
     改正掛 
      ・創設の建議 
      ・業績の一 
      ・業績の二 
     宮中御養蚕所 
     藩閥 
      ・参議の連袂辞職 
      ・井上馨の大蔵省 
     廃藩置県 
      ・大西郷の戦争論 
      ・廃藩置県と藩札整理 
      ・藩債始末 
      ・租税制度の改革 
      ・興国安民法の廃止 
     通商司 
     量入為出 
     立会略則 
     新日本オン・パレード 
     征台反対 
     大蔵当局として 
      ・防火建築と火災保険 
      ・煉瓦地銀座 
      ・銀行と紙幣 
      ・限月取引と株式 
     退官 
     奏議 
     理由 
     大隈、井上、伊藤 
     私生活 
      ・父晩香の長逝 
      ・神田に住みて

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