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ジンルイセイジトウソウシ

人類政治闘争史

発売日 2015/11/25

判型 A5判   ISBN 978-4-336-05986-4

ページ数 384 頁   Cコード 0031

定価 6,380円 (本体価格5,800円)

内容紹介

政治史を展望すれば、幾多の民俗、国家の興亡盛衰がある。それは、ことごとく激しい闘争過程によるものである。戦前、日本の思想的指導者だった仲小路彰は、世界情勢を分析し政治中枢に行動の指針を与えていた。本書は、開戦前、日本が国家として行動すべき段階であることを訴えたものであり、世界決戦を前にした決意表明の書である。

著者紹介

仲小路彰 (ナカショウジアキラ)

明治34年東京生まれ。旧制五高、東京帝国大学哲学科卒。昭和12年から「世界史話大成」「世界興廃大戦史」などの大著に取り組む。戦後著書はGHQに没収され一時公職を追放される。間もなく地球主義、未来学という概念を提唱。「ロシア大革命史」「未来学原論」などの大著を刊行し、山中湖村に隠棲しつつも戦後の外交に隠然たる影響を与えた。

目次

第一部 反英アジア政治闘争圏
 第一章 世界民族運命協同体
 第二章 アラビア
 第三章 メソポタミヤ政権争奪史
  第一節 バビロニヤ
  第二節 アッシリア
  第三節 新バビロニヤ王国
   回教の支配
  第四節 イラク建国
   イラクの政治闘争
  第五節 イギリスの抑圧
  第六節 反英民族運動
 第四章 パレスタイン
 第五章 アフガニスタン
  第一節 建国王アブドゥル・ラーマン汗
  第二節 ハビブラー汗
  第三節 アマヌラーの反英政策
 第六章 トルコ
  第一節 新トルコ共和国
 第七章 ペルシャ
 第八章 エジプト
  第一節 古代エジプト
  第二節 エジプトの変遷
第二部 インドの反英闘争
 第一章 インド民族問題
 第二章 イギリスの植民地的侵略
  第一節 創始時代
  第二節 イギリス商業資本の侵略
  第三節 インド産業資本の制圧
  第四節 教育の圧迫
  第五節 インドの飢餓
  第六節 重税
  第七節 インドの英国的平和
 第三章 インド独立運動
  第一節 インド国民運動
  第二節 世界大戦時代
  第三節 ネールの台頭
  第四節 ラホール会議後の激化
 第四章 英印円卓会議
  第一節 第二次円卓会議
  第二節 第三次円卓会議以後
  第三節 反英運動の激化
第三部 世界現状維持勢力
 第一章 イギリス
  第一節 封建時代
  第二節 初期資本主義の出現
  第三節 革命政府
  第四節 資本主義イギリス
  第五節 イギリスの憲法
  第六節 イギリス議会
  第七節 政党の対立抗争
 第二章 フランス
  第一節 封建制の変遷
  第二節 旧制度の否定
  第三節 世界大戦前後
  第四節 フランス外交戦
  第五節 ロカルノ条約
  第六節 フランスの憲法
 第三章 アメリカ合衆国
  第一節 領土の獲得
  第二節 アメリカの政党
  第三節 アメリカ外交
  第四節 アメリカ中立法案
  第五節 不戦条約
  第六節 四カ国条約
  第七節 九カ月条約
  第八節 国際連盟
第四部 ソヴエートの政治闘争
 第一章 ソヴエート新憲法
 第二章 コミンテルンの変革
 第三章 ソヴエート陰謀事件
 第四章 並行本部事件
 第五章 赤軍の狂嵐
  第一節 赤軍の確立
第五部 民族主義政治闘争
 第一章 ナチスの政治闘争
  第一節 ヒットラー
  第二節 ナチスの政治綱領
  第三節 ナチスの発展
  第四節 ナチスの全体主義
  第五節 ナチスの主張
 第二章 イタリアの再建
  第一節 イタリア民族統一
  第二節 世界大戦前後のイタリア
  第三節 戦後の社会的混乱
  第四節 ファシスト党の発展
  第五節 ファシストの拡大強化
   ファシズム大評議会
第六部 世界赤化革命運動
 第一章 スペインの動乱
  第一節 スペインの史的変遷
  第二節 カタロニア問題
 第二章 支那赤化運動
  第一節 中国共産党の抗日宣言
  第二節 西安事変
   1 事変前の西北辺疆
   2 蒋政権の運命
   3 張学良の心理
   4 張学良の宣言
第七部 太平洋政治闘争
 第一章 太平洋の政治闘争
  第一節 東西両民族の政治闘争
 第二章 イギリスの支那侵略
  第一節 阿片問題
  第二節 阿片戦争
  第三節 アロー号事件
 第三章 日英同盟
 第四章 アメリカの太平洋政策
 第五章 白豪主義
第八部 日本的世界建設の序曲
 第一章 満州建国
 第二章 国際連盟脱退
 第三章 日独伊防共協定
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