イスラームトジョセイ
イスラームと女性
発売日 2011/06/14
判型 四六判 ISBN 978-4-336-05210-0
ページ数 252 頁 Cコード 0314
定価 2,750円 (本体価格2,500円)
誤解されることの多いイスラームにおける女性の立場だが、8つの論考によってその等身大の姿を紹介する。日本人ムスリマの知識獲得、日本におけるムスリム家族の生活、ムスリム夫婦の役割、日本でのムスリム子育てのあり方、イスラームにおける古今の女性の位置づけ、ヴェール論議、メディアの報道などを考察し、等身大の姿を紹介する。
河田尚子 (カワダナオコ)
聖トマス大学非常勤講師、世界宗教者平和会議日本委員会婦人部会委員、同難民委員会委員
永井彰 (ナガイアキラ)
日本ムスリム協会理事、日本イスラーム文化センター理事
金山佐保 (カナヤマサホ)
山梨ライトハウス職員
松山洋平 (マツヤマヨウヘイ)
国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程、日本学術振興会特別研究員
松山朋子 (マツヤマトモコ)
『ムスリム新聞』編集責任者
リーム・アハマド (リーム・アハマド)
上智大学大学院グローバルスタディーズ研究科在籍、NHK衛星放送部報道局アラビア語同時通訳者
前野直樹 (マエノナオキ)
アラビア石油(株)総務部勤務、イスラミック・サークル・オブ・ジャパン日本人部代表、日本ムスリム協会布教委員
水谷周 (ミズタニマコト)
京都大学文学部卒業。博士(イスラーム思想史、ユタ大学)。社団法人日本宗教信仰復興会議代表理事、日本ムスリム協会理事、国際宗教研究所顧問などを務める。日本における宗教的覚醒とイスラームの意義の啓発に努める著作多数。
イスラーム信仰関係以外の著作として、『現代アラブ混迷史 : ねじれの構造を読む』(平凡社)、『集団的自衛権とイスラム・テロの報復』(青灯社、共著)、『Liberalism in
20th Century Egyptian Thought: The Ideologies of Ahmad Amin and Husayn』(Amin, London, I.B. Tauris)などがある。
齊藤力二朗 (サイトウリキジロウ)
日刊ベリタ記者、アラビア語の翻訳業、拓殖大学イスラーム研究所顧問
総編集者のことば(水谷 周)
はじめに(河田尚子)
Ⅰ 日本人ムスリマの諸相
河田 尚子 日本人ムスリマのイスラーム知識獲得
永井 彰 ムスリム家族の日本経験――アジアの視点から
松山洋平・松山朋子 日本人ムスリム夫婦と日本社会
金山 佐保 日本で楽しくムスリム子育てをするには
Ⅱ ムスリマのあり方をめぐって
リーム・アハマド イスラームにおける女性の位置づけ――エジプトを中心に
前野 直樹 クルアーンの中のムスリマ
水谷 周 ヴェール論議と現代日本
齊藤力二朗 メデイアに見るイスラーム女性の姿