コクモツノヤジュウノレイ
金枝篇6 穀物と野獣の霊(上)
発売日 2012/12/19
判型 菊判 ISBN 978-4-336-04497-6
ページ数 320 頁 Cコード 0339
定価 9,900円 (本体価格9,000円)
ディオニュソス崇拝、穀物女神デメテルとペルセポネの神話、狼や山羊など動物に化身した穀物霊、人身供犠など世界各地の植物霊の死と再生に関するフォークロアを詳説する。
J.G.フレイザー (ジェームズ・ジョージ・フレイザー)
(1854~1941)スコットランド、グラスゴーに生まれる。ケンブリッジ大学トリニティー・カレッジ入学後、エドワード・タイラーなどに影響を受け人類学・民族学・神話学の研究を開始する。1907年リヴァプール大学教授に就任。40年以上の半生を『金枝篇』執筆と完成のために費やし、その研究はエリオットやコンラッドなどをはじめとする文学や、映画・美術・社会学など様々な領域に影響を与えている。
神成利男 (カンナリトシオ)
1917年秋田県に生まれる。朝鮮総督府・大蔵省財務局などに勤務中本書の翻訳を開始。1970年退職と同時にアイヌの里二風谷に移住、1991年に死去するまで本書の翻訳を続け、完成させる。訳書に『コタン探訪記――日本の知られざる辺境・北海道編』(北海道出版企画センター)などがある。
石塚正英 (イシヅカマサヒデ)
1949年新潟生まれ。1981年立正大学大学院博士後期課程満期退学。現在、東京電機大学名誉教授。博士(文学)。著書に『信仰・儀礼・神仏虐待』(世界書院)、『歴史知とフェティシズム』(理想社)、『歴史知と学問論』(社会評論社)、『石塚正英著作選【社会思想史の窓】』全6巻(社会評論社)、編著書に『哲学・思想翻訳語事典』(論創社)、『石の比較文化誌』(国書刊行会)などがある。