ツガテイショウイタミツバキエン
都賀庭鐘・伊丹椿園
発売日 2001/05/15
判型 A5判 ISBN 978-4-336-04272-9
ページ数 784 頁
定価 14,300円 (本体価格13,000円)
読本創始者として燦然たる光彩を放つ巨星、都賀庭鐘。純空想的構成的伝奇小説創作の先駆者、「書淫」伊丹椿園。江戸文芸にあざやかな足跡をのこした両者の代表作をそれぞれ5篇ずつ、合わせて10篇収録。
稲田篤信 (イナダアツノブ)
1947年生まれ。東京都立大学大学院国文学専攻博士課程単位取得退学。現在、首都大学東京教授。著書に『雨月物語精読』(勉誠出版)、『名分と命禄 上田秋成と同時代の人々』、『江戸小説の世界 秋成と雅望』(以上ぺりかん社)などがある。
木越治 (キゴシオサム)
一九四八年石川県生まれ。東京大学大学院博士課程中退。現在、金沢大学名誉教授。専攻、日本古典文学。
上田秋成・井原西鶴等の近世小説に関する論文を発表するほか、落語・講談などの話芸の研究、また、明治期の国文学者及び美術史家藤岡作太郎に関する研究に従事。
著書に『秋成論』(ぺりかん社、一九九五年)、『講談と評弾』(八木書店、二〇一〇年)、編著に『新日本古典文学大系 本朝水滸伝 紀行 三野日記 折々草』(岩波書店、一九九二年、共編)、『叢書江戸文庫 浮世草子怪談集』(国書刊行会、一九九四年)、『秋成文学の生成』(森話社、二〇〇八年、共編)、『上田秋成研究事典』(笠間書院、二〇一六年)、など。