ウキヨゾウシカイダンシュウ
浮世草子怪談集
発売日 1994/10/25
判型 四六判 ISBN 978-4-336-03534-9
ページ数 352 頁
定価 4,913円 (本体価格4,466円)
讃州室崎では雨が降ると何処からともなく鐘の音が響き出す。これを怪しむ村人たちがやがて目にした怪異とは…。数多い怪談物浮世草子の中から「多満寸太礼」「和漢乗合船」「金玉ねぢぶくさ」の3篇を収録。
木越治 (キゴシオサム)
一九四八年石川県生まれ。東京大学大学院博士課程中退。現在、金沢大学名誉教授。専攻、日本古典文学。
上田秋成・井原西鶴等の近世小説に関する論文を発表するほか、落語・講談などの話芸の研究、また、明治期の国文学者及び美術史家藤岡作太郎に関する研究に従事。
著書に『秋成論』(ぺりかん社、一九九五年)、『講談と評弾』(八木書店、二〇一〇年)、編著に『新日本古典文学大系 本朝水滸伝 紀行 三野日記 折々草』(岩波書店、一九九二年、共編)、『叢書江戸文庫 浮世草子怪談集』(国書刊行会、一九九四年)、『秋成文学の生成』(森話社、二〇〇八年、共編)、『上田秋成研究事典』(笠間書院、二〇一六年)、など。