ドウキョウノソウゴウテキケンキュウ
道教の総合的研究
発売日 1983/10/01
判型 A5判 ISBN 978-4-336-00119-1
ページ数 470 頁
定価 8,250円 (本体価格7,500円)
「中国社会との関連からする道教研究」をテーマに開かれた第2回国際道教学研究会議の報告書。道教研究は中国の体系的研究に必須のものとして近接諸学との共同研究が望まれているが、本書はその確実な発展を示す指標となるべきものである。
酒井忠夫 (サカイタダオ)
1912年3月25日 福井県坂井郡棗村小幡に生まれる。
1935年3月、東京文理科大学東洋史学科卒業
1935年4月、東京文理科大学助手(東洋史学教室勤務)。
1964年4月、東京教育大学教授。
1974年5月、筑波大学教授・附属図書館長。
1975年4月、筑波大学名誉教授。
主著に、『中国善書の研究』(弘文堂、1960年)、『酒井忠夫著作集』(国書刊行会、1997年~2011年、全6巻)がある。
2010年2月19日逝去。
序 酒井忠夫
新道教における儒教的諸要素 ジャック=L=ダル 著/福井重雅 訳
宗教的な組織をもった道教と民間宗教との関係 R=A=スタン 著/川勝義雄 訳
中国伝統の儀礼的医療について N=セビン 著/大塚恭男 訳
道教的煉丹術の社会的諸相 ジョセフ=ニーダム 著/木全徳雄 訳
孫恩・慮循の乱と当時の民間信仰 宮川尚志
寇謙之と北魏朝廷に於ける道教の神政 リチャード=B=マーサー 著/大藪正哉・松本浩一 共訳
『太平経』の理論 M=カルタンマルク著/福井文雅 訳
「都功」の職能に関する二、三の考察 K=M=シッペール 著/福井重雅 訳
老子河上公本と道教 吉岡義豊
茅山における啓示ーー道教と貴族社会ーー ミシェール=ストリックマン 著/宮川尚志・安倍道子 共訳
明末清初の社会における大衆的読書人と善書・清言 酒井忠夫
『平妖伝』にみる道教的反乱者の倫理的性格 M=ポルケルト 著/野口鐵郎 訳
日本における道教研究 酒井忠夫
道教とは何かーー道教・道家・道術・道士ーー酒井忠夫・福井文雅
第二回国際道教学研究会議日程
索引