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レイテキサイゼンニタテ!

霊的最前線に立て!

オカルト・アンダーグラウンド全史  

発売日 2024/10/25

判型 A5判   ISBN 978-4-336-07638-0

ページ数 462 頁   Cコード 0076

定価 3,960円 (本体価格3,600円)

内容紹介

オカルト・ブームの立役者にしてスピリチュアル業界の影の支配者・武田崇元と、
UFOからナチスまで何でもござれの学術的オカルト研究の先駆者・横山茂雄(稲生平太郎)が、オカルトの全歴史を語り尽くす!
霊統は異なる二人が知られざるオカルト・ムーヴメントの辺境最深部を掘り起こす、
前人未到空前絶後の超濃厚対談がついに実現。いまヴェールを脱ぐオカルトの真髄!

著者紹介

武田崇元 (タケダスウゲン)

1950年大阪府生まれ。東京大学卒。八幡書店社主。伝説的オカルト誌『復刊地球ロマン』(1976~77)の編集長として政治的ラディカリズムを触媒とする秘教的伝統の更新を企て、学研『ムー』の創刊に顧問として参画、81年神道霊学書籍の発掘を主とする八幡書店を創立。83年には『出口仁三郎の霊界からの警告』(光文社)がベストセラーになるなど1980年代のオカルトブームに決定的な影響を与える一方で、立体録音ホロフォニクスの紹介やブレインマシンの開発など電脳シャーマニズムの旗手として当時の対抗文化全般に大きなインパクトを与えた。著書に『新約 出口王仁三郎の霊界からの警告』(学研)、編・監修書に『定本竹内文献』(八幡書店)、『大石凝霊学全集』(八幡書店)、『原典対訳日月神示』(今日の話題社)など。また武内裕名義で『日本のピラミッド』(大陸書房)、有賀龍太名義で『ハレー彗星の大陰謀』(ごま書房)、綾部宗彦名義で『知られざる古代日本キリスト伝説』(学研)、伊集院卿名義で『日本ピラミッド超文明』(大平光人と共著、学研)など。

横山茂雄 (ヨコヤマシゲオ)

1954年大阪府生まれ。別名:稲生平太郎・法水金太郎。京都大学文学部卒、博士(文学)。英文学者、作家。横山名義の著書に『聖別された肉体 オカルト人種論とナチズム』(書肆風の薔薇/増補版:創元社)『異形のテクスト 英国 ロマンティック・ノヴェルの系譜』(国書刊行会)、『神の聖なる天使たち ジョン・ディーの精霊召喚一五八一~一六〇七』(研究社)、訳書にマーヴィン・ピーク『行方不明のヘンテコな伯父さんからボクがもらった手紙』、ヒレア・ベロック『子供のための教訓詩集』、ジョン・メトカーフ『死者の饗宴』(北川依子と共訳)、ウィリアム・フライアー・ハーヴィー『五本指のけだもの』(いずれも国書刊行会)、編著に『遠野物語の周辺』(国書刊行会)、『危ない食卓 十九世紀イギリス文学にみる食と毒』(新人物往来社)など。稲生名義の著書に『何かが空を飛んでいる』(新人物往来社/定本版:国書刊行会)、『アクアリウムの夜』(書肆風の薔薇/角川スニーカー文庫)『アムネジア』(角川書店)、『映画の生体解剖』(高橋洋と共著、洋泉社)、『オカルトがなぜ悪い!』(井村宏次・吉永進一と共著、ビイング・ネット・プレス)など。

目次

まえがき(横山茂雄)

1.『日本のピラミッド』に始まる
  二人が出会うまで/オカルト・ブームの到来

2.武田崇元の少年期
  日本残酷物語/『不思議な雑誌』/UFOそしてアダムスキー/黒沼健とムー大陸/澁澤龍彦と幻想系

3.六八年革命と七〇年代の流れ
  六八年革命とオカルト/異端文学の復権/北一輝の再評価/土俗性の流行/太田竜と叛科学/民衆宗教論の転換/古代史アマチュアリズム/竹内健と「日本的狂気の系譜」/その頃欧米では

4.『復刊 地球ロマン』の衝撃
  刊行の経緯/復刊一号~第六号まで総解説

5.横山茂雄の遍歴
  アーカムハウスと『ガロ』/性器崇拝四方山話/不思議研究会/トールキンとヒッピー/ミチューリン農法とルイセンコ/ボグダーノフとマッハ主義/若返りと不老不死/チュチェ科学とボンハン/井村宏次との出会い/松岡正剛と工作舎の近辺/ヴィルヘルム・ライヒ/『幻想文学研究会』『ピラミッドの友』『ソムニウム』

6.武田崇元その後の仕事
  『UFOと宇宙』から『迷宮』まで/『ムー』の時代/金井南龍と『神々の黙示録』/『出口王仁三郎の霊界からの警告』

7.近代オカルトの流れ①西洋
  フォックス姉妹のハイズヴィル事件/ブラヴァツキー夫人登場/神智学の広がりとシュタイナー/シャンバラ、アガルタ、ルネ・ゲノン/サイキカル・リサーチ/黄金の暁(ゴールデン・ドーン)とアレスター・クロウリー

8.近代オカルトの流れ②日本
  西洋近代オカルティズムと日本/西洋の影響の大きさ/平田篤胤と国家神道/異界探訪と神仙道/柳田國男と『遠野物語』/本田親徳と鎮魂帰神/大本教をめぐって/生長の家/病気治し・霊術/戦後の宗教学

9.一九八〇年代の動向
  神秘と幻想の浮上/武田崇元の電脳ドラッグ時代/霊能ブームと新宗教ブーム/新宗教の大分裂時代

10.俗流オカルトの転回点
  オウム真理教とオウム事件/オウム――チープなオカルトの象徴/酒鬼薔薇事件と陰謀論/スピリチュアルの席巻

11. Qアノンと陰謀論
  アメリカ合衆国と陰謀論/コンスピリチュアリティ/大麻ナショナリズム/陰謀論におけるライトとレフト/陰謀論の臨界点/悪魔崇拝者集団のリアリティ/リアリティは時代によって変わる/覚醒と変革

12. オカルトの真髄
  なぜオカルトに魅入られたのか/世界の見え方/何でも信じる話/ヴィジョンと狂気

あとがき(武田崇元)

文献案内(横山茂雄)
附録:『復刊 地球ロマン』『迷宮』総目次
人名索引

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