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カメンモノガタリ

仮面物語

或は鏡の王国の記  

発売日 2023/05/24

判型 A5判   ISBN 978-4-336-07503-1

ページ数 310 頁   Cコード 0093

定価 3,960円 (本体価格3,600円)

内容紹介

著者20代の時に書き下ろされ、その後40年にわたってみずからの手で封印されていた伝説の問題作が、いま新たにその姿を現わす!!
影盗み、迷路、自動人形、魔術師、ゴオレム、結晶体、石蚤、月……乱反射する鏡の王国の壮大な崩壊。目眩く傑作長編小説がついに復刊なる。

著者紹介

山尾悠子 (ヤマオユウコ)

1955年、岡山市生まれ。同志社大学文学部国文科卒。 著書に『夢の棲む街』『仮面物語』『オットーと魔術師』『角砂糖の日』『山尾悠子作品集成』『ラピスラズリ』『歪み真珠』『夢の遠近法』『山の人魚と虚ろの王』ほか。『飛ぶ孔雀』で泉鏡花文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、日本SF大賞を受賞。

目次

プロローグ
〔第一部〕 影盗みと鏡
Ⅰ 彫刻師は粘土を買いにゆく
Ⅱ 詩人の煩悶とその苦境
Ⅲ もう一人の証言者が登場する
Ⅳ 影盗みは読書もする
Ⅴ 鏡の仮面が二重館に氾濫する
Ⅵ ついに殺人事件も起きる

〔第二部〕 仮面の翳
Ⅶ 自動人形が鍵を持つ
Ⅷ 誰かがどこかで目醒める
Ⅸ 柩の中身についての混乱が生じる
Ⅹ 魔術師の弟子、或は預言者
Ⅺ 泥人形にも考えがあることが判る
Ⅻ 水上街炎上図
ⅩⅢ その後の軌跡さまざま
ⅩⅣ 芸術家が悲鳴をあげるまでのいきさつ
ⅩⅤ 再び鏡の仮面が二重館に氾濫する
ⅩⅥ 旅のおわりとはじまり
エピローグ

新版後記

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