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カラジュウロウ トクベツコウギ

唐十郎 特別講義

演劇・芸術・文学クロストーク  

発売日 2017/03/24

判型 四六判   ISBN 978-4-336-06139-3

ページ数 240 頁   Cコード 0070

定価 2,420円 (本体価格2,200円)

内容紹介

私はこうして『唐十郎』になった――〈生きる伝説〉が語りつくした12時間!
舞台・文学・映画などあらゆるテーマを、大学の教室を舞台に、希代の演劇人が縦横無尽・天衣無縫に語りつくす。ファンはもちろん、演劇・文学への入門書として、そしてこれから『唐十郎』を知りたい人へ送る、魂の講義録! 

著者紹介

唐十郎 (カラジュウロウ)

劇作家・演出家・俳優・小説家。1940年東京生まれ。明大文学部演劇学科卒。62年劇団状況劇場を結成。67年に新宿花園神社境内に紅テントを立てて上演し、以後、唐の存在は60年代に開始されたアングラ・小劇場演劇を牽引する旗手となった。69年に『少女仮面』で第15回岸田国士戯曲賞を受賞。70年代に入ると、『二都物語』(72)、『ベンガルの虎』(73)、『唐版・風の又三郎』(74)で冒険行は極限に達した。88年に状況劇場を解散、唐組を結成。2000年代に入って、『泥人魚』(03)で鶴屋南北賞、読売文学賞を、他に読売演劇大賞芸術栄誉賞、朝日賞などを受賞している。唐は横浜国立大学(1997~2005年)、近畿大学(2005~10年)でも教授を勤め、後続の若い世代にも強烈な影響を及ぼした。 

西堂行人 (にしどうこうじん)

演劇評論家。2016年3月まで近畿大学教授。1954年東京生まれ。早稲田大学文学部(演劇専修)卒。同大学院中退。78年より劇評活動を開始し、アングラ・小劇場演劇をメインテーマとする。主な著書に『演劇思想の冒険』『ハイナー・ミュラーと世界演劇』『劇的クロニクル』(以上論創社)『見ることの冒険』『小劇場は死滅したか』『ドラマティストの肖像』(以上れんが書房新社)『韓国演劇への旅』『現代演劇の条件』『演劇は可能か』(以上晩成書房)他。編著に『演出家の仕事――60年代・アングラ・演劇革命』『八〇年代・小劇場演劇の展開』。近年の著書に『[証言]日本のアングラ』(作品社、2015)『近大はマグロだけじゃない!』(論創社、2016)がある。

目次

第一回  私はこうして『唐十郎』になった
第二回  古典と現代をブリッジする
第三回  冒険小説の劇化
第四回  唐十郎という記憶装置
第五回  メルヘンと演劇
第六回  演劇の言葉──私の愛した作家と作品
第七回  演劇言語が綾なすポリフォニー空間
第八回  昭和の演劇──浅草に花開いた芸能
あとがき 西堂行人

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