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ロウドクガク

朗読学

発売日 2015/04/22

判型 四六判   ISBN 978-4-336-05930-7

ページ数 256 頁   Cコード 0095

定価 2,750円 (本体価格2,500円)

内容紹介

明治時代に坪内逍遥が国語文化の面から朗読の意義と必要性を説いてから100年。近年、国語教育の現場をはじめとして、ビジネスや医療といった実用の世界でも、朗読教育の重要性は増している。本書は、美しい朗読のための理論、技術、実践方法を、余すところなく伝えている。長い間入手困難だった朗読学の名著が復活。

著者紹介

大西雅雄 (オオニシマサオ)

大西 雅雄(おおにし・まさお 一八九七 ─一九九四)
東京外語大学卒業。エディンバラ大学音声学科卒業。
法政大学教授、駒沢大学教授、日本音声学会会長(後に名誉会長)、日本言語科学研究所長などを歴任。著書多数。一九七〇年紫綬褒章、一九七六年勲三等瑞宝章受章。

目次

一章 朗読の意義
 一 朗読の狭義
 二 朗読の広義
二章 言語の抽象化作用
 一 意義の抽象化
 二 音声の抽象化
 三 文字の抽象化
三章 言語の具体化作用
 一 意義の具体化
 二 音声の具体化
 三 文字の具体化
四章 言語中枢の機能
 一 生理機能
 二 心理機能
五章 音声化作用
 一 考えること
 二 話すこと
 三 読むこと
六章 音声形態
 一 音節
 二 アクセント節
 三 文章法
 四 卓立法
七章 朗読材料
 一 修辞相
 二 言語相
八章 音声化の様式
 一 話し手の条件による様式
 二 メロディーによる様式
九章 朗読教育
 一 わかるの理論
 二 きこえの理論
十章 朗読技術
 一 音声効果
 二 音声美学

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