キンダイニホンチョウコク ダイニカン メイジコウキ・タイショウヘン
近代日本彫刻集成 明治後期・大正編
発売日 2012/01/31
判型 A4変型判 ISBN 978-4-336-05231-5
ページ数 608 頁 Cコード 0371
定価 51,700円 (本体価格47,000円)
近代日本彫刻が辿った歴史に沿って、内容をわかりやすく整理した。幕末から明治期の作品を紹介した第1巻にひきつづき、第2巻では文展の開設とロダンの影響により日本における「彫刻」の位置づけが明確になっていった時期を収録。1907年の第1回文展から大正期にかけて起こった大きな変化や事項を軸に、カラー約100点、モノクロ約200点の作品写真に解説を付す。
田中修二 (タナカシュウジ)
1968年京都生まれ。大分大学教育学部教授/博士(文学)。1999 年成城大学大学院文学研究科美学・美術史専攻博士課程後期修了。専門は近現代日本美術史、とくに彫刻と京都の絵画。主な著書に、『近代日本最初の彫刻家』(吉川弘文館、1994年)、『彫刻家・新海竹太郎論』(東北出版企画、2002年)、『近代日本彫刻史』(国書刊行会、2018年)、共著に、『海を渡り世紀を超えた竹内栖鳳とその弟子たち』(ロータスプラン、2002年)、『Since Meiji: Perspectives on the Japanese visual arts, 1868-2000』(University of Hawai'i Press、2012年)、主な論文に、「入江波光の法隆寺金堂壁画模写について」、「西山翠嶂と画塾・青甲社」、「京都の日本画と仏教の「空間」」などがある。編著『近代日本彫刻集成』(全3 巻、国書刊行会、2010-2013年)で第26 回倫雅美術奨励賞受賞。