イスラームセイリツマエノショシュウキョウ
イスラーム成立前の諸宗教
発売日 2012/02/22
判型 四六判 ISBN 978-4-336-05211-7
Cコード 0314
定価 2,750円 (本体価格2,500円)
イスラームの登場した紀元7世紀以前のアラビア半島の宗教状況は従来ほとんど知られていない。碑文に籠められた暗号を解き放ち、イスラームがどれほど人類救済の教えとして広まったのかについての認識を新たにするものである。本書はわが国で初めて本格的にこのテーマに取り組んでいる。「ジャーヒリーヤ時代」の実像とは?考古資料・碑文史料から古代アラビアの精神世界にアプローチする。
イスラーム叢書遂に完結!
徳永里砂 (トクナガリサ)
アラブ イスラーム学院研究員、金沢大学客員准教授。専門はアラビア半島の考古学・碑文学。
慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程修了。著書に『イスラーム以前の諸宗教』(国書刊行会、2012年)、訳書にマーク・アラン・スタマティー『3万冊の本を救ったアリーヤさんの大作戦』(同、2012)、カレン・アームストロング『ムハンマド』(同、2016年)など。
総編集者のことば(水谷 周)
青銅器時代までの宗教遺物
古代南アラビアの宗教(神々、統治者の宗教的権限、神殿、奉献碑文と奉納物、墓と葬制、日常生活における宗教的禁忌)
古代北アラビア(ナバテア等)の宗教
古代アラビアの一神教(ユダヤ教・キリスト教)
古代文化とイスラーム
あとがきにかえて