新装版
アノミチコノミチ
あの道この道
発売日 2004/12/18
判型 四六判 ISBN 978-4-336-04249-1
ページ数 406 頁
定価 2,750円 (本体価格2,500円)
金持の一人娘しのぶが貧しい漁師の娘千鶴子と取りかえられたことが発端となり、二人の少女の歩む数奇な運命……。少女小説の第一人者が描く、少女俱楽部連載当時から絶讃を博した一大ロマン。
吉屋信子 (ヨシヤノブコ)
1896年~1973年。新潟県生まれ。新聞や女性向けの雑誌に数多くの作品を発表し、主に大衆小説および少女小説の分野で多大な読者の支持を得る。1920年に刊行された『花物語』は“女学生のバイブル”といわれベストセラーとなった。戦後は新たな境地をひらき、52年には『鬼火』で第四回日本女流文学者賞を受賞。67年、菊池寛賞を受賞。大正から昭和へかけての文学史上にひとつの地位を築いた。著書に、『花物語』『あの道この道』『わすれなぐさ』『徳川の夫人たち』『女人平家』その他多数。