ダイリセキノボクシン
大理石の牧神 下
発売日 1984/08/01
判型 A5変型判 ISBN 978-4-336-02764-1
ページ数 248 頁
定価 2,420円 (本体価格2,200円)
ローマを舞台に展開する奇怪なイタリア人青年の恋、殺人、そして2人の米国人男女……。米文学史上の巨峰ホーソーンの最晩年の大作。ホーソーン的ゴシシズムの極限ともいうべき神秘なるロマンス。
ナサニエル・ホーソーン
Nathaniel Hawthorne (1804–1864)
マサチューセッツ州セーレム生まれの作家。幼くして父を失い、母方の親戚の援助を得て大学を卒業したあと、作家を目指す。しかし生活に困窮し、友人の助力でセーレム税関に職を得る。政争によってこの職を失うと、あらためて執筆活動に専念し、『緋文字』を出版(1850年)。この作品が評判になり、一躍アメリカを代表する作家として有名に。1854年には在リヴァプール領事官の職を得てイギリスに渡り、1860年までヨーロッパに滞在。1864年、南北戦争中に旅先で没した。
島田太郎 (シマダタロウ)
三宅卓雄 (ミヤケタクオ)
1938年、四日市市生まれ。名古屋大学文学部卒業後、京都大学大学院博士課程修了。1986年没。