ゾウゲノトウカコノカンカク
象牙の塔/過去の感覚
発売日 2004/03/19
判型 A5判 ISBN 978-4-336-02498-5
ページ数 650 頁
定価 6,600円 (本体価格6,000円)
産業社会の富をめぐるアメリカ人に、決定的な評価を下そうとした野心作『象牙の塔』。過去と現在とを同時に生きる人間の錯綜した意識を追究した『過去の感覚』。
ヘンリー・ジェイムズ (ヘンリージェイムズ)
1843年~1916年。アメリカに生まれる。兄はプラグマティズムを代表する哲学者・ウィリアム・ジェイムズ。裕福な家に生まれ、少年期よりヨーロッパ各国を訪問し、国際的な感覚を身につけた。ハーバード大学を中退後、小説を発表し始める。英国に拠点を移し、モーパッサンやフローベール、ゾラ、テニソン、ジョージ・エリオットらと交友した。心理主義的長編の佳作を多く残し、英米心理主義小説の先駆者として知られる。19世紀から20世紀の英米文学を代表する小説家。
岩瀬悉有 (イワセシツウ)
上島建吉 (カミジマケンキチ)
工藤好美 (クドウヨシミ)
1898年~1992年。早稲田大学英文科卒業。オックスフォード大学教授、京都大学教授などを歴任。訳書に「ジョージ・エリオット著作集」など多数。