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ユキテカヘラヌ

ゆきてかへらぬ 

田中陽造自選シナリオ集  

発売日 2025/02

判型 A5判   ISBN 978-4-336-07747-9

ページ数 404 頁   Cコード 0074

定価 4,400円 (本体価格4,000円)

内容紹介

鈴木清順監督『ツィゴイネルワイゼン』、相米慎二監督『セーラー服と機関銃』で知られる名脚本家田中陽造、初の自選作品集。幻の傑作シナリオ『ゆきてかへらぬ』(根岸吉太郎監督)の映画化記念刊行。

代表作を集めたシナリオ集は長らく待望されていたが、今まで本人の意向で刊行しなかった。本書は傑作揃いの作品群の中から田中本人が最も気に入っているシナリオのみを集めた決定版傑作選となる。巻末に自作解題を収録。

装画:石踊達哉(「吉祥鳳凰図」[部分])装幀:中島かほる

*収録作品(カッコ内は監督名)
「妻たちの午後は」より 官能の檻 (西村昭五郎、1976)原作=中山あい子
青い獣 ひそかな愉しみ(武田一成、1978)
ツィゴイネルワイゼン(鈴木清順、1980)
女教師 汚れた放課後(根岸吉太郎、1981)
セーラー服と機関銃(相米慎二、1981)原作=赤川次郎
魚影の群れ(相米慎二、1983)原作=吉村昭
雪の断章 情熱(相米慎二、1985)原作=佐々木丸美
ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ(根岸吉太郎、2009)
ゆきてかへらぬ(根岸吉太郎、2025)

●中原中也と小林秀雄、そして長谷川泰子の〈奇怪な三角関係〉を描く田中陽造の幻の傑作シナリオが40年の時を経て映画化! 2025年2月21日(金)全国ロードショー  

『ゆきてかへらぬ』
監督:根岸吉太郎 脚本:田中陽造 出演:広瀬すず 木戸大聖 岡田将生 
配給:キノフィルムズ ©2025「ゆきてかへらぬ」製作委員会

「田中陽造自選シナリオ集刊行記念《脚本家で観るロマンポルノ》特集」渋谷シネマヴェーラにて開催!
(2025/02/15 ~ 03/07)

田中陽造脚本4作が上映(『「妻たちの午後は」より 官能の檻』『実録エロ事師たち 巡業花電車』 『女教師 汚れた放課後』『おんなの細道 濡れた海峡』 )
※3月2日(日)15:35『女教師 汚れた放課後』上映後に田中陽造トークショー開催(聞き手:高崎俊夫)

著者紹介

田中陽造 (タナカヨウゾウ)

1939年東京日本橋生まれ。脚本家。早稲田大学文学部卒業後、日劇ミュージカルホールの演出部、週刊誌の記者などを経て、鈴木清順・大和屋竺・曽根中生と共に「具流八郎」の集団ペンネームでシナリオ執筆を始める。『殺しの烙印』(67年)がその第一作。本書収録作以外の作品に『花と蛇』(74年)、『嗚呼!! 花の応援団』(76年)、『夢二』(91年)、『居酒屋ゆうれい』(94年)、『最後の忠臣蔵』(2010年)など多数。著書に『田中陽造著作集 人外魔境篇』(文遊社)がある。

目次

「妻たちの午後は」より 官能の檻 
青い獣 ひそかな愉しみ
ツィゴイネルワイゼン
女教師 汚れた放課後
セーラー服と機関銃
魚影の群れ
雪の断章 情熱
ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ
ゆきてかへらぬ

自作解題(構成=高崎俊夫)

ゆきてかへらぬ 


*近刊

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