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イザドラ・ダンカン

イザドラ・ダンカン

美と魂の表現者  

発売日 2025/04/09

判型 A5判   ISBN 978-4-336-07649-6

ページ数 496 頁   Cコード 0073

定価 4,180円 (本体価格3,800円)

内容紹介

古い慣習をうちやぶり、舞踊に新たな革命を起こし、芸術としてのダンスを世に知らしめたイザドラ・ダンカン。
20世紀を代表する数多くの芸術家・文化人たちにインスピレーションを与え、世界各地で公演活動を行う一方、子どもたちに美と自らの舞踊精神を伝えるため学校を創設し、教育に情熱を注いだ教育者でもあった。激動の時代を駆け抜けたイザドラ・ダンカンの生涯が、今、鮮やかに蘇る。

著者紹介

柳下惠美 (ヤギシタエミ)

上智大学大学院文学研究科博士前期課程修了、修士(史学)。
早稲田大学文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。
早稲田大学招聘研究員。現在、早稲田大学、日本大学において文化、芸術、英語を日英両原語で講義している。国内をはじめ、アメリカ、ギリシア、ノルウェー、ポーランド、マルタ、ポルトガルなど世界各地で開催された国際学会でイザドラ・ダンカン、世界で活躍した日本人芸術家・文化人に関する発表(口頭・論文)を数多く行う。
小川亜矢子にバレエを学ぶ。ニューヨークのイザドラ・ダンカン・ダンス・ファンデーションよりダンカン舞踊の教員免許を取得。
ニューヨークではLycee Kennedy International School でダンスのクラスを提供し、Steps on Broadway、Bridge for Dance でダンカン舞踊のアシスタントを務めた。

目次

第1部 イザドラ・ダンカンの舞踊芸術
第1章 イザドラの生い立ちとアメリカでの初期活動
イザドラの家系と生い立ち|学校生活と幼少期の教育|幼少期の舞踊形成(ダンスの着想と起源)|シカゴでの舞踊とオーガスティン・デイリー劇団|デイリー劇団退団とアメリカでの舞踊公演

第2章 舞踊芸術の形成期
大英博物館とギリシア的舞踊の創案|上流階級のサロンとベンソン劇団での踊り|シャルル・アレとニューギャラリーでの公演

第3章 芸術家との交流と舞踊の源の発見
パリ万博と裸足|イザドラの支援者とサロンでの踊り|舞踊の源の発見|美術館・図書館での舞踊研究|ロダンとの出会い|ウジェーヌ・カリエールとの出会い|ロイ・フラーとの出会い

第4章 舞踊芸術の確立とヨーロッパでの活躍
ロイ・フラー一座と興行師グロスとの出会い|ドイツ公演とミュンヘンの「芸術家の家」| フィレンツェの古城での公演|ベルリン公演と『未来の舞踊』|ギリシアでの「古代ギリシア」再興の試み|少年合唱団とのウィーンおよびドイツでの公演|ベルリンの自宅でのサロン|バイロイト音楽祭での公演と『タンホイザー』|舞踊学校の創設とクレイグとの出会い|ロシアでの初演とロシア・バレエへの影響|オランダでの公演とデアドリーの出産 |出産後の公演とグリューネヴァルトの学校維持 

第5章 アメリカ、ヨーロッパにおけるイザドラの国際的公演活動
九年ぶりのアメリカ公演と交響曲|ウォルター・ダムロッシュとの共演|人生を変えたシンガーとの出会い|二度目のアメリカ公演|第二子誕生とパリ、アメリカでの公演| 花子・スクリャービンとの出会いと子どもとの死別|モンテ・ヴェリタとベルヴュの学校| ニューヨークでのブルジョワ批判とスイスでの活動|ギリシア訪問とパリ公演|南米ツアーの失敗とニューヨークでの公演|伊藤道郎との交流|ベルヴュの売却とルンメルとの共演|愛弟子とのギリシア滞在とロシアからの招待 
 
第6章 ロシアでの生活と晩年のイザドラ
ロシア行き|モスクワでの生活|エセーニンとの出会い|最後のアメリカ公演|フランス経由でロシアへの帰還|悲惨なドイツ公演と回想録執筆|フランスでの晩年の活動


第2部 イザドラ・ダンカンの三つの舞踊学校 

第1章 ドイツ(グリューネヴァルト)の学校
学校創設への想い|学校創設までの経緯|学校の教育目的|入学者の選抜|学校での教育 学校の組織|帝室劇場学校の練習場の印象とイザドラの学校内部の装飾|生徒たちから見たイザドラの印象|生徒たちの公演|学校運営と財政|学校閉鎖とエリザベス・ダンカン・スクール

第2章 フランス(ベルヴュ)の学校
ベルヴュの学校創設までの経緯|学校内部の造り|生徒の選抜と入学者の年齢制限|学校での教育|芸術家・文化人との交流|ベルヴュの開校記念祭とダンス・フェスティバル| 学校閉鎖の経緯 

第3章 ロシア(モスクワ)の学校
学校創設までの経緯|プレチステンカ通り二〇番地での教育|ロシア革命四周年のガラ公演|ニコライ・ゴロヴァオフ指揮によるボリショイ・オーケストラ|入学者の選抜・開校と学校生活|学校内の教育環境|イザドラの舞踊テクニック|マリア・ミソヴスカヤの回想|学校で学んでいた少年たちについて|学校の経営状況と当時の人々の評価|学校の初期の頃のレパートリー|レーニンの死|サマースクールとレッド・スタジアム|イザドラがロシアを去った後の学校の様子|イルマと生徒たちの国内ツアー|中国ツアー|学校閉鎖に至るまでの経緯

ダンカン舞踊の継承

イザドラ・ダンカン


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