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ニホンエイガジヒョウシュウセイ 2011-2022

日本映画時評集成 2011-2022

発売日 2024/07/18

判型 A5判   ISBN 978-4-336-07636-6

ページ数 544 頁   Cコード 0074

定価 7,920円 (本体価格7,200円)

内容紹介

徹底して日本映画の現在と格闘しながら新たな〈活劇の行方〉を問いつづける――
45年におよぶ《日本映画時評》を一挙単行本化!(本書では2011~2022年の時評を収録)
時評を突き抜けた圧巻の時評集成、最終巻。

*別冊附録 上野昂志、三上雅通、鈴木一誌各氏との『日本映画時評集成』(既刊3巻)刊行時の記念対談を集成(32頁)
・映画と動いている 上野昂志×山根貞男
・愛と憤怒の書をめぐって 三上雅通×山根貞男
・現代日本映画における〈活劇の行方〉新宿篇 鈴木一誌×山根貞男
・現代日本映画における〈活劇の行方〉神戸篇 鈴木一誌×山根貞男

*目次より
ウルトラ級の粗雑な映画『シン・ゴジラ』の誘引力/活劇から遠く離れてゆく時代を撃つ/映画的時空の錯綜がそのまま快走する/映画という祭り/映画に驚きも発見も求めない観客が増えている?/映画の魅力に古いも新しいもない/なぜこうも不発弾のような映画が多いのか/微温的だからウエルメイドな新作たち/決着感ゼロの異様な感銘/家族の話になぜかゴーストが登場する/高倉健の姿にハラハラして考えたこと/フィクションの論理の腰砕けが起こっている/青山真治の新作は涼しげな表情で孤立している/リアリティの強度、デジタルの美しさ/日活ロマン・ポルノが長い歳月を越えて訴えてくるもの/ズバッと生身で提出する映画を求めて/普通の映画に過剰さを求めるのは贅沢か/黒沢清は首長竜に何を託したのか/安心して見ていられる映画とそうでない映画/監督たむらまさきが撮りたかった映画とは/大津幸四郎が三里塚でキャメラを向けたもの/鈴木清順――映画の現在の始まり、永遠の同時代/表現力にとって材料も出自も国籍も問題ではない/黒澤満を悼む/映画に翻弄される楽しさ/荒井晴彦の健闘/異物としての面白さ/映画はちゃんと生き続けている……

著者紹介

山根貞男 (ヤマネサダオ)

1939年大阪生まれ。映画評論家。大阪外国語大学フランス語科卒業。書評誌・書籍編集者を経て、映画批評誌「シネマ」69~71の編集・発行に参加。1986年から2022年まで「キネマ旬報」に日本映画時評を書き続けた。2023年逝去。主な著書に『映画狩り』(現代企画室)、『活劇の行方』(草思社)、『映画が裸になるとき』(青土社)、『映画ーー快楽装置の仕掛け』(講談社現代新書)、『増村保造 意志としてのエロス』(筑摩書房)、『映画の貌』(みすず書房)、『マキノ雅弘 映画という祭り』(新潮選書)、『東映任俠映画120本斬り』(ちくま新書)、『映画を追え フィルムコレクター探訪の旅』(草思社)、共著に『誰が映画を畏れているか』(蓮實重彦、講談社)『任侠映画伝』(俊藤浩滋、講談社)『映画監督深作欣二』(深作欣二、ワイズ出版)、『俳優 原田芳雄』(原田章代、キネマ旬報社)、編著に『日本映画作品大事典』(三省堂)などがある。

日本映画時評集成 2011-2022


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