ジトウミョウホウトウミョウ
日蓮聖人の言葉集 自灯明、法灯明
発売日 2025/04/16
判型 四六判 ISBN 978-4-336-07605-2
ページ数 296 頁 Cコード 0015
定価 3,080円 (本体価格2,800円)
日蓮聖人の遺文である御書をもとに、日蓮聖人の教えを、その趣旨を変えることなく、平易かつ理解しやすい58の言葉で説く。さらに、講話として「佐前と佐後 佐前以前は方便」などの五つの興味深いテーマと、「盂蘭盆会」(倉光遵道)、付録に「題目と念仏」(花山勝友)、「仏本尊か法本尊か」(戸頃重基)、「日蓮年表」を収載。日蓮聖人の「法勝人劣」「法本尊正意」の教えを示す珠玉の言葉集!
関慈謙 (セキジケン)
昭和27年鹿児島県に生まれる。早稲田大学卒・大正大学大学院仏教学部修士課程修了。昭和40年日蓮正宗に得度。昭和57年創価学会・池田大作を批判して宗門より擯斥。昭和62年下関市に本門法華堂設立、現在に至る。
著書:『伝燈への回帰』『自立』『私の中の仏』『発想の転換』等。
前書き
御書集
一 自らを灯明とし、法を灯明とす[依法不依人御書]
二 この世は、誰かが造ったものではない 原因と結果の法則[妙法蓮華経方便品第二]
三 仏はどこかにいて、私たちに功徳と罰を与えるのではない。私たちの中にこそ仏は存在するのである[十字御書]
四 人間の願いが生み出した仏[法実相抄]
五 お釈迦様の足と身長[撰時抄]
六 自分の道[千日尼御返事]
七 開発[法華題目抄]
八 円満[法華題目抄]
九 蘇生[法華題目抄]
十 いざという時の行動[撰時抄]
十一 衣裏珠のたとえ[法華経五百弟子授記品]
十二 開目[開目抄]
十三 自立[如来滅後五五百歳始観心本尊抄]
十四 眼力[六難九易抄(妙法尼御前御返事)]
十五 月こそ心よ、花こそ心よ[白米一俵御書]
十七 生きているときが勝負[日有聞書]
十六 月こそ心よ、花こそ心よ[白米一俵御書]
十八 災いは口より出て身を破る。幸いは、心より出て我をかざる[十字御書]
十九 蔵の財より身の財すぐれたり。身の財より心の財、第一なり[崇峻天皇御書]
二十 三つの道[一代聖教大意]
二十一 法華最第一と申すは、法に依るなり[本尊問答抄]
二十二 天上天下唯我独尊[月満御前御書]
二十三 石中の火、木中の花[如来滅後五五百歳始観心本尊抄]
二十四 心汚るれば、土も汚れ、心清ければ、土も清し[一生成仏抄]
二十五 真の仏[一代聖教大意]
二十六 真実の教えは分かりやすく、方便の教えは難解である[四信五品抄]
二十七 仏への道は生き方の中にある[白米一俵御書]
二十八 麻の中のよもぎ、筒の中の蛇、良き人に近づく人は何となけれども、心も振舞いも直しくなる[衆生身心御書]
二十九 善知識大切なり[三三蔵祈雨事]
三十 同一の悟り[同一鹹味御書]
三十一 不思議な法[一代聖教大意]
三十二 月々日々に強くあれ、少しも弛む心あらば、魔たよりを得べし[聖人御難事]
三十三 【付録】厳しい歴史の因果、熱原法難
三十四 法門には法門で[南條兵衛七郎殿御書]
三十五 小松原の法難[南條兵衛七郎殿御書]
三十六 師道善房への思い[善無畏三蔵]
三十七 発想の転換[法華取要抄]
三十八 仏と法[上野殿御返事]
三十九 良医の譬え[妙法蓮華経寿量品]
四十 願いは叶う[善無畏三蔵抄]
四十一 未完成の完成[四信五品抄]
四十二 一念心岩をも通す[四条金吾殿御返事]
四十三 変毒為薬[内房女房御返事]
四十四 人の使いに三人あり[衆生身心御書]
四十五 妙法蓮華経と申すは蓮に譬えられて候[上野尼御前御返事]
四十六 鑑真と伝教大師最澄[一代聖教大意]
四十七 易解と得意[法華玄義]
四十八 三学の勝劣次第[一代聖教大意]
四十九 鳩摩羅什と竺法護[撰時抄]
五十 北条宣時書状と日蓮の旅[法華行者値難事・富木殿御書]
五十一 人軽法重[宝軽法重御書]
五十二 如是我聞[妙法蓮華経序品第一]
五十三 宗旨と宗教[妙法蓮華経方便品第二]
五十四 昭和定本版と昭和新定版の記載の違い①「観心本尊抄」本門釈尊為脇士はどう読むか[如来滅後五五百歳始観心本尊抄]
五十五 昭和定本版と昭和新定版の記載の違い②「報恩抄」における釈迦と地涌の菩薩の関係[報恩抄]
五十六 法華経の本尊としての十界曼陀羅[如来滅後五五百歳始観心本尊抄]
五十七 不成仏思想[諸法実相抄]
五十八 当位即妙本有不改[妙一女御返事]
講話集
五十九 【講話】釈迦如来と仏教の本質
六十 【講話】佐前と佐後 佐前以前は方便[三沢抄]
六十一 【講話】如来滅後五五百歳始観心本尊抄
六十二 【講話】徒然草と鎌倉新仏教
六十三 【講話】信の宗教
六十四 【講話】盂蘭盆会(倉光遵道)
盂蘭盆御書/千の風になって/烏竜・遺竜
【付録】①「題目と念仏」(花山勝友)
【付録】②「仏本尊か法本尊か」(戸頃重基)
【付録】③「日蓮年表」
編集後記