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ゲンジツカスルウチュウセン

現実化する宇宙戦

「宇宙小国」日本はどうする?!  

発売日 2023/12/22

判型 四六判   ISBN 978-4-336-07598-7

ページ数 232 頁   Cコード 0031

定価 2,200円 (本体価格2,000円)

内容紹介

いまや宇宙は、現代の経済社会活動に不可欠のインフラである一方、中国等の衛星破壊実験に見られるように宇宙の戦場化リスクが急速に現実化している。万一、宇宙戦が生起すれば、国家の安全保障・防衛は勿論のこと、経済社会活動や個人の日常生活に至るまで甚大な影響を及ぼさずにはおかないであろう。

本書は宇宙戦が現実化している実態や宇宙戦の概念などについて概説し、現代戦に占める宇宙戦の重要性を述べる。またその背景として、第二次大戦前後からの軍事主導の宇宙開発の歴史、及び最近の動きについて解説。
また、世界の宇宙戦における中心的プレーヤーである米国、ロシア及び中国の取組みについて述べ、その後、宇宙後発国・宇宙小国の日本の宇宙戦への取組みについて詳述。
その上で、「台湾有事は日本有事」が叫ばれる中、万一、中国による台湾侵攻が勃発した場合、他の軍事作戦に先んじて始まると指摘される宇宙戦について分析を行った。

本書は宇宙戦に係わる国際的課題と、それを踏まえた日本の今後の宇宙戦のあり方、特に抜本的強化の方向についての提言を総合的にまとめた書籍である。

著者紹介

樋口譲次 (ヒグチジョウジ)

1947年長崎県生まれ。防衛大学校卒業(13期生、機械工学専攻)、陸上自衛隊高射特科部隊等に勤務。この間、米陸軍指揮幕僚大学留学。第2高射特科群長、第2高射特科団長兼飯塚駐屯地司令、第7師団副師団長兼東千歳駐屯地司令、第6師団長、陸上自衛隊幹部学校長等を歴任。2003年退官(陸将)。現在、日本安全保障戦略研究所副理事長兼上席研究員、偕行社・安全保障研究会研究員、隊友会参与等を務める。
編著『日本と中国、もし戦わば』(SB新書、2017年)、『ウクライナ戦争徹底分析』(扶桑社、2022年)。
著作『中国軍、その本当の実力は』(国書刊行会、2023年)。その他、共著等多数。

目次

第1章 現実化する宇宙戦(Space Warfare)──宇宙を制する者はすべてを制する
第2章 軍事がリードしてきた宇宙開発の歴史と最近の動き
第3章 主要国の宇宙戦への取組み
第4章 主要国に大きく出遅れた日本の「宇宙戦」への取組み
第5章 宇宙戦から始まる中国の台湾侵攻
第6章 宇宙戦の国際的課題と今後の日本の宇宙戦能力強化の具体的方策──「宇宙小国」日本はどうする?!

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