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ドードードリトコドクドリ

ドードー鳥と孤独鳥

発売日 2023/09/14

判型 四六変型判   ISBN 978-4-336-07519-2

ページ数 372 頁   Cコード 0093

定価 2,970円 (本体価格2,700円)

内容紹介

『ドードーをめぐる堂々めぐり』著者川端裕人が贈る、スリリングで感動的な「絶滅動物小説」!

科学記者の「タマキ」は、ゲノム研究者になった幼馴染「ケイナ」と二十年ぶりに再会した。
ステラーカイギュウ、リョコウバト、オオウミガラス、そして、ドードー鳥と孤独鳥……自然豊かな房総半島南部の町で過ごした小学生の頃から、絶滅動物を偏愛してきたふたり。

カリフォルニアで最先端のゲノム研究「脱絶滅」に取り組むケイナに触発されたタマキは、江戸時代に日本の長崎に来ていたという「ドードー鳥」の謎と行方を追う旅へと乗り出した。

〈もっと知りたいと願った。
 ドードー鳥と孤独鳥の秘密を、ケイナちゃんとわたしを結びつける秘密を。〉

日本、アメリカ、欧州、そしてドードーの故郷モーリシャスへ。
やがてふたりの前に、生命科学と進化の歴史を塗り替える、驚愕の事件が待ち受けていた――

会いに行こう! もう会えない「幻の鳥」に――


忖度なしの〈堂々たるドードー小説〉
『ドードー鳥と孤独鳥』、堂々刊行!


*美麗函入
*挿絵多数収録

◎装幀・本文設計=山田英春
◎装画=Dodo/Solitaire, Extinct Birds, Walter Rothschild, 1907, William Frohawk del. より

著者紹介

川端裕人 (カワバタヒロト)

作家。1964年兵庫県明石市生まれ、千葉県千葉市育ち。東京大学教養学部卒。1995年にノンフィクション『クジラを捕って、考えた』、1998年に小説『夏のロケット』で、執筆活動を始める。ノンフィクションに『我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち』(講談社ブルーバックス)、『「色のふしぎ」と不思議な社会 2020年代の「色覚」原論』(筑摩書房)、『ドードーをめぐる堂々めぐり 正保四年に消えた絶滅鳥を追って』(岩波書店)など。小説に『銀河のワールドカップ』『エピデミック』『空よりも遠く、のびやかに』(集英社文庫)、『声のお仕事』(文春文庫)、『川の名前』『青い海の宇宙港』(ハヤカワ文庫JA)などがある。

目次

第一章 百々谷と百々屋敷
第二章 近代の絶滅
第三章 堂々めぐり
第四章 ドードー鳥と孤独鳥
 終章

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