日蓮聖人口決集　第２回配本『法華文句口決』（全６巻）は、日蓮門下で日々読経される『法華経』（全28品）の経文の語句を解釈した『法華文句』（天台大師智顗講説、章安筆記）について、日蓮聖人が六老僧など直弟子に詳しく講説した講義録。妙楽の補注を多用して、天台宗との相違を現す「台当違目」を明確に示し、日蓮教学の核心を伝える秘伝書である。重要な92の「口決」と、1580の「御義」を収録。

巻の一は、巻頭に復元者松本師の復元までの経緯を記す「復元の序」と、『法華経』の「序品」についての日蓮聖人の講説を収録。「四阿口決。五重三証」「六老口決。高祖御出自」「四阿口決。入堂作法」等の９の「口決」と252の「御義」を収載。

※《日蓮聖人口決集》第2回配本＝『法華文句口決』（全6巻同時配本）

松本修明 （マツモトシュウミョウ）

1938年（昭和13）東京に生まれる。
蓮華寺無心庵住職。
東京ライフデザインアカデミー主任講師。
主要著書『南無妙法蓮華経要義（全４巻）』『法華経要義』『本化興風略要品並法式』『漫荼羅三昧儀軌・本化興風広要品』その他。