1. トップページ > 
  2. 海外文学 > 
  3. 怪奇・ホラー > 
  4. 五本指のけだもの
  1. トップページ > 
  2. 海外文学 > 
  3. 幻想文学 > 
  4. 五本指のけだもの
  1. トップページ > 
  2. 海外文学 > 
  3. 英米文学 > 
  4. 五本指のけだもの

ゴホンユビノケダモノ

五本指のけだもの

W・F・ハーヴィー怪奇小説集  

発売日 2024/07/11

判型 四六判   ISBN 978-4-336-07420-1

ページ数 256 頁   Cコード 0097

定価 2,970円 (本体価格2,700円)

内容紹介

死霊、異常心理、怪物、狂信——
英国怪奇アンソロジーの定番作家、本邦初の短篇集。

古く平井呈一らに邦訳がなされ英国怪奇ものの一角をなすW・F・ハーヴィー。
鬼気迫る幽霊談、暗合と運命の交錯する奇譚から、精神の暗部を抉る不気味な物語まで、ときにブラック・ユーモアを漂わせて絶妙なアトモスフィアを醸しだす。

水木しげる漫画「むし暑い日」に翻案された「炎暑」、あるいは映画『五本指の野獣』の原作として後世のホラー映画に影響をもたらした「五本指のけだもの」等々、新訳が俟たれし異界への裂け目を顕わす作品をここに集成。
初訳3篇を含む新訳による珠玉のコレクション。


✺初訳作品「ミス・アヴェナル」「追随者」「ピーター・レヴィシャム」

著者紹介

ウィリアム・フライアー・ハーヴィー (ウィリアム・フライアー・ハーヴィー)

イングランド北部の都市リーズ近郊で、裕福なクエーカー教徒の一家に生まれる。オックスフォード大学ベイリオル・コレッジを卒業、さらにリーズ大学で医学を修めた。第一次世界大戦中には軍医として海軍で働き、勇敢な人命救助をおこなったためアルバート勲功章を授与される。1925 年以降は病弱のゆえ療養生活を送り、1937 年に52 歳で没した。小説家としては怪奇もの、ミステリをものし、生前に4 冊の短篇集と1 冊の長篇を刊行。「炎暑」「五本指のけだもの」は怪奇アンソロジーの常連収録作で代表作。

横山茂雄 (ヨコヤマシゲオ)

1954年大阪府生まれ。別名:稲生平太郎・法水金太郎。京都大学文学部卒、博士(文学)。英文学者、作家。横山名義の著書に『聖別された肉体 オカルト人種論とナチズム』(書肆風の薔薇/増補版:創元社)『異形のテクスト 英国 ロマンティック・ノヴェルの系譜』(国書刊行会)、『神の聖なる天使たち ジョン・ディーの精霊召喚一五八一~一六〇七』(研究社)、訳書にマーヴィン・ピーク『行方不明のヘンテコな伯父さんからボクがもらった手紙』、ヒレア・ベロック『子供のための教訓詩集』、ジョン・メトカーフ『死者の饗宴』(北川依子と共訳)、ウィリアム・フライアー・ハーヴィー『五本指のけだもの』(いずれも国書刊行会)、編著に『遠野物語の周辺』(国書刊行会)、『危ない食卓 十九世紀イギリス文学にみる食と毒』(新人物往来社)など。稲生名義の著書に『何かが空を飛んでいる』(新人物往来社/定本版:国書刊行会)、『アクアリウムの夜』(書肆風の薔薇/角川スニーカー文庫)『アムネジア』(角川書店)、『映画の生体解剖』(高橋洋と共著、洋泉社)、『オカルトがなぜ悪い!』(井村宏次・吉永進一と共著、ビイング・ネット・プレス)など。

目次

炎暑
ミス・アヴェナル
アンカーダイン家の専用礼拝席
ミス・コーニリアス
追随者
道具
セアラ・ベネットの憑依
ピーター・レヴィシャム
五本指のけだもの

  ✺

訳者解説

同じ著者・訳者の作品

洗脳・陰謀論・UFOカルト

近現代日本のオカルト思想の概略を実体験も交えてたどる論文とインタビュー、そして洗…

霊的最前線に立て!

霊的最前線に立て!

武田崇元横山茂雄

定価3,960円(税込)

オカルト・ブームの立役者:武田崇元と学術的オカルト研究の先駆者・横山茂雄(稲生平…

缶詰サーディンの謎

炸裂する黒いプードル爆弾、二人のダンシング・ガールズ、天才少年の秘められた数式ノ…


>> もっと見る

ページトップへ