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エイガロンソウゴジュウキュウ

映画論叢 59

発売日 2022/03/15

判型 A5判   ISBN 978-4-336-07339-6

ページ数 128 頁   Cコード 0374

定価 1,100円 (本体価格1,000円)

内容紹介

東映の文化映画を支え、本誌にも長く連載した映画作家・布村建の追悼小特集。怪盗ルパンの翻訳で知られる保篠龍緒のモダニズム。量産された〝歌謡映画〟の本質。戦前大船撮影所の匿名者による証言。探れば探るほど面白いジョン・フォードのトリビア…等々、今号も映画史的トピックが満載。

著者紹介

丹野達弥 (タンノタツヤ)

1961年生まれ。編著に『村木与四郎の映画美術』(フィルムアート社、1998年)『東京いい映画館みたい映画館』(樹花舎、1999年)、共編著に『映畫読本・小津安二郎』(フィルムアート社、1993年)『同・成瀬巳喜男』(フィルムアート社、1995年)『キネマの美女』(文藝春秋、1999年)等。2001年より『映画論叢』編輯長。

目次

『ウィリーが凱旋するとき』『長い灰色の線』と軍人たち
すべらない話あれこれ ポケットの奥のジョン・フォード 猪股徳樹

ルパンの翻訳だけじゃない
昭和の探偵活劇とは 保篠龍緒原作の『妖怪無電』 湯浅篤志 

岡晴夫、春日八郎、フランク永井、そして『東京流れ者』
映画は量産されてこそ 日活歌謡シアターの盛衰 二階堂卓也

布村建追悼
異端異能の映画人たちと フィルムの夢を生き抜いて 鈴木義昭
遺稿 映画と音楽 「フヰルム温故知新」最終回 布村建

オヨヨ大統領って誰? 尾張の幇間 森卓也
関本郁夫の未映画化作品 さらば愛しき『六連発愚連隊』 谷川景一郎
逸名映画人の証言 夢の工場なれば必ずやフィルムの亡霊棲まん
売れそこなったコメディアン 漂泊の旅行者・二十面相 飯田一雄

好評連載
独立系成人映画再考 音楽篇堂々完結! 東舎利樹
マキノ雅弘は偉大である 日本映画監督㊙本数くらべ 最上敏信
水木洋子のXYZへの道 混血児問題に挑む 奥薗守
映画の見かたの見かた 80年代生れの批評家たち 重政隆文

問題提起
H・フレゴネーズ/森美樹/ファシズムは何処にある?

映画論叢 59


*品切増刷未定

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