エイガロンソウゴジュウサン
映画論叢 53
発売日 2020/03/12
判型 A5判 ISBN 978-4-336-06659-6
ページ数 128 頁 Cコード 0374
定価 1,100円 (本体価格1,000円)
日本映画マニア必携、メジャーの映画言論を挑発する本格映画誌。
パイパー・ローリー、E・G・ロビンソン…彫刻に絵画にハリウッド俳優たちが表現したかったことは? ジョン・スタージェス西部劇の魅力を分析。東映にやってきた鶴田浩二と生え抜き役者たちの葛藤ドキュメント。天才脚本家・井手俊郎の仕事。三上真一郎書簡にみる山田洋次。等々今号も話題満載。
丹野達弥 (タンノタツヤ)
1961年生まれ。編著に『村木与四郎の映画美術』(フィルムアート社、1998年)『東京いい映画館みたい映画館』(樹花舎、1999年)、共編著に『映畫読本・小津安二郎』(フィルムアート社、1993年)『同・成瀬巳喜男』(フィルムアート社、1995年)『キネマの美女』(文藝春秋、1999年)等。2001年より『映画論叢』編輯長。
キム・ノヴァック、パイパー・ローリー、ピーター・フォーク
絵筆で表現したかったことは… スター 芸術家たち
その配役、舞台設定、銃撃戦の迫力を見よ
西部劇の名匠 今宵、ジョン・スタージェスを語ろうよ
画面サイズの正しい理解のために
地デジ以前の混乱 16対9テレビと映画の画面サイズ
東映大部屋役者の回想
梅宮辰夫追悼 山本麟一vs鶴田浩二 東撮決斗篇
「MM」誌は何処に? 愉快な「映画雑誌の秘かな愉しみ」展
名手のワザを分析 井手俊郎、木村惠吾とコラボする
「映画と演藝」を中心に 映画批評家旗揚げの頃
本音の人の面目 書簡にみる三上真一郎 若き友人へ
好評連載
フヰルム温故知新 『我等の生涯の最良の年』
調査日本映画 戦前日活と河合・大都
《映画の見かた》の見かた 十河進の巻
水木洋子のXYZへの道 世は逆コース
問題提起
映画史家・丸岡澄夫追悼/ダンスの口語化/デジタルと山田洋次