ショウワノコヤク
「昭和」の子役
もうひとつの日本映画史
発売日 2017/08
判型 四六判 ISBN 978-4-336-06198-0
ページ数 384 頁 Cコード 0074
定価 3,080円 (本体価格2,800円)
60~70年代に映画やテレビで活躍した伝説の「子役」たちから見る昭和エンタテインメントの世界。初インタビューや資料を満載、初めて明かされる秘話や事実を掘り起こした、もうひとつの日本映画史。
樋口尚文 (ヒグチナオフミ)
映画評論家、映画監督。著作に『秋吉久美子 調書』(秋吉久美子共著・筑摩書房)、『実相寺昭雄 才気の伽藍――鬼才映画監督の生涯と作品』(アルファベータブックス)、『万華鏡の女――女優ひし美ゆり子』(ひし美ゆり子共著・筑摩書房)、『黒澤明の映画術』(筑摩書房)、『「砂の器」と「日本沈没」――70年代日本の超大作映画』(筑摩書房)、『大島渚のすべて』(キネマ旬報社)などがある。
はじめに――子役たちは「昭和」そのものの顕れであった
第一部:インタビュー――伝説の子役とその時代
●池田秀一 天才子役からアニメのカリスマヒーローに
●春田和秀 『砂の器』で背負った壮絶なる子役の宿命
●高野浩幸 変身ヒーローから寺山修司までを越境する
●斉藤浩子 子ども番組をかけめぐる理想の「お嬢さん」
●水野 哲 石井ふく子から鈴木清順までを横断する
●高柳良一 薬師丸ひろ子、原田知世の「彼氏」役の光芒
第二部:子役列伝――「昭和の子役」クロニクル