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ズセツソンシ
図説孫子
思想と実践
発売日 2016/12/26
判型 B5判 ISBN 978-4-336-06117-1
ページ数 259 頁 Cコード 0023
定価 8,800円 (本体価格8,000円)
世界最古で最高の軍事著作『孫子兵法』十三篇。
いまビジネス界でも注目されている『孫子兵法』。その著者孫武の生涯とその思想に触れ、軍事上のみならず、多方面での様々な活用や世界各国への影響を、多数の写真、イラストなどを用いて解りやすく解説。
趙海軍 (チョウカイグン)
1965年12月生まれ。河北省万全県の人。1999年軍事学博士の学位取得。軍事科学院戦略研究部中国歴代戦 略研究室副研究員を経て、現在は浜州学院孫子研究院副院長、教授。中国孫子兵法研究会理事、山東孫子研究 会常務理事。著書に『孫子学通論』、『書剣飄逸—中国の兵家と兵学』などがある。主な編書に『中国軍事名著 選粹』などがある。また、『中国軍事科学』、『孫子研究』などの刊行物に学術論文30余編を発表している。
孫遠方 (ソンエンポウ)
1962年9月生まれ。山東省梁山県の人。浜州学院歴史系主任を経て、現在は浜州学院孫子研究院院長、教授。 山東師範大学修士課程指導者。中国范仲淹学会理事、山東孫子研究会常務理事。長期にわたって中国史と孫子 兵学研究に力を注ぎ、『東岳論叢』、『軍事歴史研究』、『孫子研究』などの刊行物に20数編の学術論文を発表 している。主な編著として、『孫子兵法概論』、『中外孫子兵学博士・修士論文備要』、『三十六計解析』などが ある。
孫兵 (ソンヘイ)
1964年6月生まれ。山東省威海市の人。山東省恵民県孫子文化研究院副院長を経て、現在は浜州孫子研究会 秘書處学術部主任、中国孫子兵法研究会理事、山東国際孫子兵法研究交流センター副秘書長、山東孫子研究会 理事。長期にわたって孫子文化および軍事歴史研究に従事し、発表した学術論文10余編、主編および編集に 参加した著作5部がある。
浅野裕一 (アサノユウイチ)
1946年(昭和21年)仙台市生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門は中国古代哲学。島根大学を経て、東北大学で教鞭をとる。2010年(平成22年)3月に定年退任し、現在は、東北大学名誉教授。著者に『孔子神話―宗教としての儒教の形成』(岩波書店、1997年)、『孫子』(講談社学術文庫、1997年)、『墨子』(講談社学術文庫、1998年)、『儒教ルサンチマンの宗教』(平凡社新書、1999年)、『諸子百家』(講談社、2000年)、『古代中国の言語哲学』(岩波書店、2003年)、『古代中国の文明観―儒家・墨家・道家の論争』(岩波新書、2005年)ほか多数。共著および編著に『竹簡が語る古代中国思想―上博楚簡研究』(編著、汲古書院、2005年)、『古代思想史と郭店楚簡』(編著、汲古書院、2005年)、『出土文献から見た古史と儒家経典』(共著、汲古書院、2012年)、『図説孔子―生涯と思想』(監修、科学出版社東京、2014年)、『図説孫子―思想と実践』(監修、科学出版社東京、2016年)、『『甲陽軍鑑』の悲劇』(共著、ねぷうま舎、2016年)ほか多数がある。
三浦吉明 (ミウラヨシアキ)
1948年(昭和23年)仙台市生まれ。東北大学大学院文学研究科修了。専門は中国古代哲学。東京都立千歳・小石川・新宿・鷺宮高等学校の国語教諭を経て、2014年(平成26年)3月東京都立日比谷高等学校を退職。元神奈川大学非常勤講師(中国語)。通訳案内業資格(中国語)所持。現在、翻訳業。著書に『自分を磨き人を動かす』(明治書院、1998年)、共編に『新書漢文大系3孫子・呉子』(天野鎮雄と共編、明治書院、2002年)、訳書に『図説孔子―生涯と思想』(科学出版社東京、2014年)、『図説孫子―思想と実践』(科学出版社東京、2016年)。論文に「管子幼官篇についての一考察―皇帝王覇の順序と兵法思想を中心に」(1992年)『東方学』第83輯、「『舞姫』の太田豊太郎の母の死をめぐって(一)(二)(三)」(平成16・17・27年)『鷗外』第75・76・96号(森鷗外記念会)ほか多数がある。
第一章 兵聖の遺跡
第二章 兵学の奥義
第三章 『孫子兵法』の思想的特色
第四章 『孫子兵法』の中国戦争史上での地位と運用
第五章 『孫子兵法』の非軍事分野での応用
第六章 『孫子兵法』の世界への影響』