ナカムラデンザブロウビジュツヒョウロンシュウセイ
中村傳三郎美術評論集成
発売日 2018/11/02
判型 A5変型判 ISBN 978-4-336-06093-8
ページ数 1,118 頁 Cコード 0070
定価 29,700円 (本体価格27,000円)
昭和5年に設立され、戦後、近代日本美術の研究を大きく発展させた東京文化財研究所。同研究所の彫刻部門を担い、日本におけるロダン評価を広めるなど今日の近代日本彫刻史研究の基礎を築いた中村傳三郎の美術論を集大成する。
中村傳三郎 (ナカムラデンザブロウ)
1916年兵庫県出身。美術評論家。甲南高校を経て東京帝国大学文学部美学美術学科卒。1947年国立博物館付属美術研究所(現・独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所)入所、美術部第二研究室長。彫塑史専門、1991年『明治の彫塑』で毎日出版文化賞受賞。1994年逝去。
藤井明 (フジイアキラ)
1968年石川県生まれ。青山学院大学大学院文学研究科史学専攻修了。近現代彫刻専門。小平市平櫛田中彫刻美術館学芸員として、『佐藤朝山展』『仏像インスピレーション』『メダルの魅力』(東大比較文學会CatalToオリンピック文化プログラム賞受賞)などを企画。著書に『近代日本彫刻集成』(共著、国書刊行会)、編著に『中村傳三郎美術評論集成』(国書刊行会)、『平櫛田中回顧談』(中央公論新社)など。千葉県美術館資料審査委員会(彫塑部門)委員のほか、武蔵野美術大学と放送大学で非常勤講師も務める。