カンキタキウロウケッサクセンニ
神吉拓郎傑作選2
食と暮らし編
発売日 2016/10/24
判型 四六判 ISBN 978-4-336-06092-1
ページ数 304 頁 Cコード 0395
定価 2,200円 (本体価格2,000円)
短編小説の名手と謳われると同時に洒脱なライフスタイルエッセイの書き手として知られた神吉拓郎。当代切っての居酒屋・食エッセイの書き手として呼び声も高い大竹聡が編者となり、奥深い神吉拓郎の作品世界の魅力を余すところなく伝える傑作選。
神吉拓郎 (カンキタクロウ)
1928年東京生まれ。小説家・放送作家・エッセイスト。NHKで放送台本を手がけた後、都会的なタッチの小説・エッセイを発表。1983年『私生活』で直木賞受賞。主な著書に『洋食セーヌ軒』(光文社文庫)、『私生活』(文春文庫)、『ブラックバス』(文春文庫)、『たたずまいの研究』(中公文庫)ほか多数。1994年死去。
大竹聡 (オオタケサトシ)
1963年東京都生まれ。早稲田大学卒業後、出版社、広告代理店、編集プロダクションなどを経てフリーライターに。2002年、ミニコミ誌「酒とつまみ」を創刊。初代編集長に就任。主な著書に『レモンサワー』(双葉文庫)、『ギャンブル酒放浪記』(本の雑誌社)、『ひとりフラぶら散歩酒』(光文社新書)、『五〇年酒場へ行こう』(新潮社)ほか多数。
鮓が来そうな日
鯛の鯛
サラダと人情
天ぷら盛衰記
牡蠣喰う客
葱肥えたり
鳴るは鍋か、風の音か
酒徒
聞きっかじり
小さな客
つけもの賛
松花堂など
一杯のコーヒー
カレー百味
カニと戯れる夜
中年の像
階段レース
旅行鞄
旅の夜風
雨の山代
雨支度
虫のいどころ
ポケット
キスの投釣
家の話
お洒落
私小説
カネのあつかい
旅すがた
靴について
帽子狩り
割箸
匙
七輪
歳時記の新年
西伊豆その頃
英佛戦争観戦記
私自身の広告
空白の二週間
下駄の音
われらの倶楽部
デニムと私
梅雨の記憶