シテキデチョウジョウテキナシラベ
詩的で超常的な調べ
霊界の楽聖たちが私に授けてくれたもの
発売日 2014/11/13
判型 四六判 ISBN 978-4-336-05831-7
ページ数 368 頁 Cコード 0073
定価 3,190円 (本体価格2,900円)
今は亡き大作曲家たち―リスト、ショパン、シューベルト、ベートーヴェン、バッハ、ブラームス、ラフマニノフ、ドビュッシー、シューマン、グリーグ、音楽学者トーヴィーら―から曲や文章を授かっていると主張し、生涯に数百曲の楽曲を残した、ロンドン在住の寡婦ローズマリー・ブラウン(1916‐2001)。
幼少時からすでに霊体験をしていたローズマリーは、母や夫との死別を経て、リスト霊との再会を果たす。リストからの「新曲」を皮切りに、さまざまな作曲家たちと交流しながら次々と曲を授かっていくローズマリー。そして、この件が世間に知られると、BBCをはじめとしてテレビやラジオで取り上げられ、センセーションを巻き起こす。音楽の出所は本当に作曲家たちの霊なのか? リストから授かった名曲《グリューベライ》に隠された秘密とは? 霊界の様子とは? リスト霊による神や地獄の説明とは? スピリチュアル・ヒーリングとは? 稀有な音楽霊媒として名をはせた彼女だからこそ語りうる豊富な話題は尽きることがない。
1960年~70年代のイギリスで話題を呼んだ数奇な物語、そしてローズマリー・ブラウンの残した音楽への扉が、いま開かれる!
ローズマリー・ブラウン (ローズマリーブラウン)
1916年イギリス・ロンドン生まれ。1964年から1980年代末にかけて、いわゆる音楽霊媒として活動。リストやショパンをはじめとする霊界の大作曲家たちからピアノ小品を中心とするたくさんの「新曲」を授かっていると主張し、イギリス内外の各種メディアに取り上げられて物議を醸す。音楽の素人であった彼女が主に口述筆記によって受け取ったという楽曲は数百に及び、その一部はレコードに録音され、楽譜として公刊された。その自筆譜は遺族によって大英図書館に寄贈され現在整理が進められている。
平川富士男 (ヒラカワフジオ)
1964年東京生まれ。1986年獨協大学外国語学部ドイツ語学科卒業。メーカー・商社等勤務を経て、近年はスピリチュアル・ヒーリング(霊的治療)の勉強と実践に傾注。
本書に登場する主な霊たちの生前のプロフィール
イギリス国教会サザーク教区主教によるはしがき
第一章 始まり
第二章 どうして私が?
第三章 作曲家たちの計画
第四章 リスト
第五章 死後の世界
第六章 ショパン
第七章 その他の作曲家たち
第八章 ヒーリング
第九章 証拠
訳注
著者の遺族によるあとがき 日本語版によせて
訳者あとがき
人名索引
《グリューベライ》ローズマリー・ブラウンによる自筆譜(大英図書館所蔵)