ヨーロッパヲシルゴジュウノエイガ
ヨーロッパを知る50の映画
発売日 2014/03/20
判型 四六判 ISBN 978-4-336-05783-9
ページ数 372 頁 Cコード 0074
定価 2,640円 (本体価格2,400円)
ヨーロッパ映画を丸かじり!北欧から南欧、東欧から西欧まで、ハリウッド映画とは異質な、50本のヨーロッパ映画をとりあげ、銀幕の中からヨーロッパ的な世界観をあぶり出す、痛快無比の映画評論。写真多数収録。
狩野良規 (カノウヨシキ)
1956年東京都生まれ。東京外国語大学外国語学研究科修士課程修了。東京都立大学人文学部(史学専攻)卒業。オックスフォード大学留学(1991―92年)。現在、青山学院大学国際政治経済学部教授。専攻、イギリスおよびヨーロッパ文学・演劇学・映像論。
主な著書に、『シェイクスピア・オン・スクリーン』(三修社)、『スクリーンの中に英国が見える』、『ヨーロッパを知る50の映画』正・続、『現代を知るための文学20』、『ポジティブシンキングにならないために』、『シェイクスピアとの対話』(以上、国書刊行会)、『えみゅーる――狩野良規自選エッセイ集』(シーズ・プランニング)などがある。
はじめに
第1章 まずは北から
1 アキ・カウリスマキ『マッチ工場の少女』
2 アキ・カウリスマキ『浮き雲』
3 イングマール・ベルイマン『冬の光』
4 イングマール・ベルイマン『野いちご』
第2章 西海岸を南下して
5 ガブリエル・アクセル『バベットの晩餐会』
6 マルレーン・ゴリス『アントニア』
7 マノエル・ド・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』
8 ペドロ・アルモドバル『オール・アバウト・マイ・マザー』
第3章 スペインは情熱の国?
9 ルイス・ブニュエル『ビリディアナ』
10 ルイス・ブニュエル『昼顔』
11 ビクトル・エリセ『ミツバチのささやき』
12 ビクトル・エリセ『エル・スール』
第4章 ヌーヴェル・ヴァーグ1
13 ルイ・マル『死刑台のエレベーター』
14 フランソワ・トリュフォー『大人は判ってくれない』
15 ジャン・リュック・ゴダール『勝手にしやがれ』
16 クロード・シャブロル『いとこ同志』
17 アニエス・ヴァルダ『幸福』
第5章 ヌーヴェル・ヴァーグ2
18 フランソワ・トリュフォー『突然炎のごとく』
19 ジャン・リュック・ゴダール『女と男のいる舗道』
20 ルイ・マル『地下鉄のザジ』
21 ルイ・マル『鬼火』
第6章 古きよきフランス映画
22 ルネ・クレール『巴里の屋根の下』
23 マルセル・カルネ『天井棧敷の人々』
24 ジャン・ルノワール『ゲームの規則』
25 ジャック・タチ『ぼくの伯父さん』
第7章 ドイツ映画、戦前と戦後
26 フリッツ・ラング『M』
27 G・W・パプスト『三文オペラ』
28 ヴェルナー・ヘルツォーク『アギーレ・神の怒り』
29 ヴィム・ヴェンダース『ベルリン・天使の詩』
第8章 イタリア・ネオレアリズモ
30 ロベルト・ロッセリーニ『無防備都市』
31 ルキノ・ヴィスコンティ『揺れる大地』
32 ヴィットリオ・デ・シーカ『自転車泥棒』
33 フェデリコ・フェリーニ『道』
第9章 イタリアの巨匠たち
34 ヴィットリオ・デ・シーカ『ひまわり』
35 ミケランジェロ・アントニオーニ『情事』
36 フェデリコ・フェリーニ『81/2』
37 ルキノ・ヴィスコンティ『ベニスに死す』
第10章 フランス、イタリア映画ふたたび
38 フランソワ・トリュフォー『アメリカの夜』
39 ジュゼッペ・トルナトーレ『ニュー・シネマ・パラダイス』
40 ジャック・リヴェット『美しき諍い女』
41 パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ『カオス・シチリア物語』
第11章 ロシアの名匠たち
42 ニキータ・ミハルコフ『機械じかけのピアノのための未完成の戯曲』
43 ヨシフ・ヘイフィツ『小犬をつれた貴婦人』
44 アンドレイ・タルコフスキー『ストーカー』
45 アンドレイ・タルコフスキー『ノスタルジア』
第12章 東欧、そして地中海
46 アンジェイ・ワイダ『灰とダイヤモンド』
47 エミール・クストリッツァ『パパは、出張中!』
48 ユルマズ・ギュネイ『路』
49 テオ・アンゲロプロス『永遠と一日』
50 テオ・アンゲロプロス『旅芸人の記録』
注
おわりに
フィルモグラフィー
映画題名索引
人名索引