タネムラスエヒロケッサクセンワン
種村季弘傑作撰Ⅰ
世界知の迷宮
発売日 2013/06
判型 四六判 ISBN 978-4-336-05669-6
ページ数 287 頁 Cコード 0095
定価 2,750円 (本体価格2,500円)
怪物、吸血鬼、少女幻想、詐欺師、錬金術、人形、マニエリスム――怪人タネラムネラの膨大多彩な著作の中から、傑作本格評論38編を2巻に精選した《タネムラ・ワールド・アトラス》。種村季弘の教え子であった諏訪哲史が、入魂の編纂解説。多面体文学者の無限迷宮を一望に!!
種村季弘 (タネムラスエヒロ)
1933年~2004年。東京大学文学部独文科卒。國學院大學教授。著作集『種村季弘のネオ・ラビリントス』全8巻(河出書房新社)、訳書ホッケ『迷宮としての世界』美術出版社(共訳)、『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会)などがある。
諏訪哲史 (スワテツシ)
1969年名古屋市生まれ。國學院大学文学部哲学科卒業。恩師は独文学者の故種村季弘。
2007年小説「アサッテの人」で群像新人文学賞・芥川賞受賞。
著書に『アサッテの人』『りすん』『ロンバルディア遠景』(講談社刊)、『領土』『岩塩の女王』(新潮社)ほか。
催眠術師とあやつり人形
マニエリスムの発見
マニエリスム文学の復権
肉体について
恐怖と快楽の逆宇宙
グロッソラリー・狂人詩・共感覚
K・ケレーニイと迷宮の構想
逆戻りする地球
地球空洞説
続・地球空洞説
薔薇の秘蹟
器具としての肉体
吸血鬼のエロチシズム
黒い錬金術
南北対極考
サタンと大母神
水中花変幻