復刻版
ニッシンセンキョウシャシン
日清戦況写真
発売日 2013/02/25
判型 A4変型判 ISBN 978-4-336-05637-5
ページ数 192 頁 Cコード 0021
定価 24,200円 (本体価格22,000円)
100年余の時を経て今によみがえる克明な戦場の記録――わずかしか現存が確認されていない幻の写真集『日清戦況写真』を完全復刻!1894年から1895年までの日清戦争の戦争実況場面と清朝の風景写真、約180点を収録。当時の最先端の写真技術によって、戦中の臨場感を余すことなく伝える、報道写真のさきがけともいうべき「戦争写真」集。日本初の従軍撮影班が、戦場や港などの風景写真から、兵器や兵士の進軍、幹部らの集合写真まで、歴史の現場を当時のビジュアルで生き生きと伝える。
陸地測量部 (リクチソクリョウブ)
長南政義 (チョウナンマサヨシ)
戦史研究家。宮城県生まれ。國學院大學法学研究科博士課程前期(法学修士)及び拓殖大学大学院国際協力学研究科安全保障学専攻(安全保障学修士)修了。國學院大學法学研究科博士課程後期単位取得退学。
論文に、「第三軍参謀たちの旅順攻囲戦―「大庭二郎中佐日記」を中心とした第三軍関係者の史料による旅順攻囲戦の再検討―」『國學院法研論叢』第39号(國學院大學、2012年)など、著書に、『坂の上の雲5つの疑問』(並木書房、2011年、共著)、伊藤隆・季武嘉也編『近現代日本人物史料情報辞典』3巻・4巻(吉川弘文館、2007年、2011年、共著)などがある。
森重和雄 (モリシゲカズオ)
写真史家・古写真研究家・作家。古写真調査研究会代表。1958年熊本県生まれ。大分大学経済学部経済学科卒業。
著書に、『幕末明治の写真師 内田九一』(内田写真株式会社、2005年)、『英傑たちの肖像写真』(渡辺出版、2010年、共著)、『復刻版 日清戦況写真』(国書刊行会、2013年、共著)、『大久保家秘蔵写真』(国書刊行会、2013年、共編)、『下岡蓮杖 日本写真の開拓者』(国書刊行会、2014年、共著)などがある。日本カメラ財団小誌(JCII NEWS)にて「幕末明治の写真師列伝」、雑誌『歴史通』にて古写真をテーマにした「古写真探偵」を連載。
川﨑華菜 (カワサキハナ)
1984年長崎県生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程在籍。専攻、日本史学。
論文に、「寄宿舎生証明写真の誕生―埼玉学生誘掖会における肖像写真の利用―」『学生寄宿舎の世界と渋沢栄一~埼玉学生誘掖会の誕生~』(公益財団法人渋沢栄一記念財団/渋沢史料館、2010年)などがある。
復刻版 日清戦況写真
第二軍による旅順攻略戦・威海衛攻略戦についての再考察(長南政義)
『日清戦況写真』を作製した玄鹿館について(森重和雄)
陸地測量部写真班の日清戦争(川﨑華菜)